オリンパス ペンF 修理記録(3) | ちんちくりん的視点 “warped view”

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本体はバッチリ修理完了したはずなのに、レンズを付けた途端にまたもやミラーアップ状態で止まってしまった…

まだねじ巻きのテンションが足りないのか、それとも原因はレンズの方にあるのか…?

とりあえず分解前までは、低速シャッター以外は正常に(?)切れていたので、たぶんねじ巻きが足りてないんでしょう

だけど念のためにレンズをチェック

するとやっぱり絞りがちょっと粘っているようです

よく見ると絞り羽根に油浮きを発見!

というわけで


●レンズの分解掃除

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マウント側から開けていきます

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開けて、開けて、どんどん開けていくと、絞り羽根にたどり着きます


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裏側は油でベトベトでした

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バラしてベンジンの海へドボン!

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きれいになったら、元どおりに組み上げます。
手の脂がつかないように手袋などをして作業します。細かいしデリケートな部分なので大変です。必ず2〜3回は失敗します。極小サイズのクリップなどで留めながらやるとよさそうです。気を使うし疲れるので、できればやりたくない作業…

ここを乗り切れば後は簡単、レンズの状態は良かったので、ホコリを払う程度で作業終了☆


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絞り羽の動きがシャカシャカと軽快になったら、シャッターも切れるようになりました。

シャッター速度の精度やねじ巻きのテンションなどに疑念を残しつつも、とりあえず懸案だったPEN-Fのリストアが完了しました!

めでたしめでたし(⌒▽⌒)

では、試写に行ってきますー☆



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行程をかなり端折って書いたので、まるで最初から何もかも分かっていて、サクサクと作業を進めているように思うかもしれませんが、実際は

あれぇ?

なんで?

やべぇ!

のくり返し…

窮地を救ってくれたのは、たくさんの文献やブログ記事の数々です。

そうした貴重な資料を残してくださった賢人の皆さまに心より感謝します。

同好の士に幸あれ☆

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〓ちん〓