◇今日の解答(例)◇

◇ポイント◇
明の海禁政策により、琉球王国は、朝貢貿易で優遇を受けていました。明が抱えていた問題『北虜南倭』のうち、南の問題ー東シナ海の武装した民間商船による密貿易(後期倭寇)の対策に困った明は、交易制限を改めてしまいました。
また、ヨーロッパの商船が東南アジアから東アジアにも進出したことで、琉球が持っていた優位性は失われてしまったのです。
そして、1609年に薩摩藩に征服されると、日本の風俗や習慣を隠して明(のちに清とも)との朝貢関係を続けました。
この時期に、明から琉球に伝わり、さらに日本に拡がっていったのが甘藷(唐芋)です。このことについては、ぜひ知っておいて頂きたいので、別にコラムとしてご紹介します。私としては、入試に取り上げられてもよいものだと考えています。