新学期が始まるということで

学校に行きたくない子にどう接するべきかを前回お話させていただきました。


そうすると、このあとどうしたら良いかということになると思います。


まず、大事なのは


信じていることを伝えること


そしてその次をお話したいのですが…


すぐに解決できるものでは無いと思います。


大切なのは 『面倒』とか『ため息』とかそういう素振りを見せてはならないということです。


これはツラいことかも知れません。


ですが、子どもというのは、親が口にしてなくともわずかな表情や態度からそれを感じ取れてしまいます。


やっぱり


「信じられていないんだ…」


という気持ちになってしまうのです。

そうすると、外に出る力を失ってしまったりする。


そうならないために 


私は『無条件で信じる』ということをお伝えし続けています。


ですが


家事やお仕事もしていて、その上お子さんのことで負担が増える…


なぜ!私だけこんな目にあうの?

となってしまいます。


私は、そのためには、国や地方公共団体が経済ではなく、誰もが安心して暮らしたり、働いたり、差別されない社会にしなければならないと考えていますが、そんなこと待っていられないのが現状であることも理解しています。


ですので、そのお手伝いとして

1つやってみて頂きたいことがあります。


最初に

おふとんに入って天井をみながら、お腹に手を当てて、ゆっくり大きく呼吸をして家の中のこと⇒家族の楽しかった思い出を思い出して見てください。


お子さんが、生まれた時のこと

さまざまな思いがあったと思いますが、嬉しかったり、喜ばしいことがあったと思います。


次に

そして天井から屋根の上へと意識を飛ばすつもりで、そこから見える範囲の身近な人に優しくされたことを思い出して見ましょう。


そうしながら

どんどん空へとのぼって、見えてくる地上は広がります。そこには友だちや学校の時の仲間との嬉しかった思い出を思い描いてみてください。


そして、宇宙までいったら

私達がこうして生きていける地球は。無条件に色々なものを与えてくれてることを想像してみてください。

水、空気、太陽の温かさ(夏は灼熱ですが…)

それらを、地球は誰にでも分け隔てなく与えてくれています。そして、あなたがこれまで出会った人たちのなかには、あなたに優しく接してくれた人がいることを感じてみてください。

そして、心を自分のもとに戻してみましょう。


私たちは 孤独に悩まされたり

どうして私だけ…

と苦しむことがあります。


でも、あなたはひとりではなかったし、優しくされたのは損得ではなかったはずです。


その温かさでまず、ご自身を抱きしめてあげましょう。


そしてその優しさで


同じ様に孤独を感じている子どもに、本当の意味で 手を差し伸べてあげて包んであげて下さい。


コンピューターゲームや育成ゲームではないから、実際の子育てはとても難しいですね。


だからこそ、効率だとか、テクニックに偏っては解決しない問題があらわれるのではないでしょうか。


どうか忘れないでください。


あなたを愛してくれた人たちは、あなたのそのままを受け入れてたことを。


それがきっと、お子さんの苦しみを救うカギになるはずです。