ああ

そうか。



今更改めて気付ける。

まだまだ気付ける。




ほんの１ヶ月前は
俺ばっか愛してました、なんて顔して
ほんとに想ってたのはもえの方じゃん
なんて、なんでそんな口叩けたんだろ。




まあ、
彼にとったら憎まれてた方が
都合よかったのかも知れないけど。







自分しか見てなかったのは
もえの方じゃないか。


かまわれることに必死で
彼の放任も信頼ととるんでなく
感心がないととって
いつもこすいことばかりして
彼に見てもらうことに
かまってもらうことに
必死だった気がする。

それが、
"彼に"ってのすら
危うかった気がする。






思い返して今更気付くなんて。

彼は何もしなくても
心配してくれてたのに。

ちゃんと、
声に出せばかまってくれてたのに。





今じゃなきゃ気付けなかったのかもしれないけど
ほんとにもえは全てが遅すぎる。





憎んでた方が
お互いよかったのかもしれない。




けど、
きみの言葉はハズレ。


もえは腐ってなかったよ。



こんなに気付けてる。


まだまだ足りない。


これからもっと悔いることも
喜べることも増えてく。


まだまだ気付ける。



止めどない。





きみの言葉は天の邪鬼だから
本心じゃないってわかってるけど
言葉だけでいったら
ほらねって今笑えるのはもえだよ。



でも、きみはきっと
こんなもえも見透かして
ほらねって笑ってる。



きみの口からもえって
ワードが出ると正直思ってなかったから
嬉しい裏切り。









まだまだだよ。






きみが逃した女は
きみの想像以上に
いい女になると思うよ。

暖めてるだけだ、
なんて言われたら
もう張った押してやるさ。




まあ、
そんなことはないから
いつかもえがもうきみなんか忘れてる頃に
やっぱ暖めがいがあったわ、って
笑わせてやるさ。



きみの選択に、
気持ちに、
後悔は絶対させないさ。









さて。

お風呂入ろーかなん。










Android携帯からの投稿