映画「ドライブ・マイ・カー」のロケ地?

♪ちむちむ・ちむりん・ちむりんドール♪♬

 

弟夫妻と妹と私の4人で

弟の運転する車に乗って

美術館のある下蒲刈町に行きました。

 

呉市街からトンネルを抜けて広(ひろ)に出て

有料の安芸灘大橋を渡って下蒲刈島に入ります。

 

島で1000円以上のお買い物をすると

帰りの橋が無料になるとか

呉市の発行しているカードで割引になるとか

4つの会場を巡るセット割引のチケットがあるとか

、、初めて行く私には何のことやら、、??

 

安芸灘大橋はドライブマイカーに登場するそうです。

瀬戸内海は穏やかで道路の下はいきなり海面です。

 

天気の良いドライブ日和で景色は美しく

不在の間に発展した故郷で

知らない町を旅したような

観光気分を満喫しました。

 

「須田国太郎の芸術」展は

2つの会場に分かれています。

 

 

 

私たちは無料駐車場から歩いて近い方の

第2会場を先に観ました。

 

第2会場の蘭島閣美術館では

2004年にも須田国太郎展を開催していて

その時の展示を企画した槙さんから図録をいただいていました。

 

私は大学で油画専攻だったのですが

図録をいただくまで国太郎のことはよく知りませんでした。

 

学芸員だった槙さんは今は国語の先生ですが

人形制作をされていて時々ソフト焼きを買っていただき

一昨年は個展も開催されました。

 

そんなご縁でいつか行ってみたかった蘭島閣美術館で

同じ須田国太郎展を観ることができるなんて!!

たまたま帰省の日に展示されているだけでもミラクルです!

 

 

会場の年表を見た弟が

国太郎が明治24年生まれで

私たちの祖父より1歳年上の同世代であることを発見したので

展示は一層親近感を増しました。

 

私たちの祖父は若い頃絵描きになりたくて家出して

東京美術学校の窓の外で授業を覗いていたそうですが

自分同様中に入れない人たちと親しくなり

その人たちがあまりにも絵が上手くて

この人たちと競って勝ち目はないと諦めて家に帰ったそうです。

晩年は絵を描いて過ごし、

頑固で偏屈で面白いおじいちゃんでした。

 

国太郎はスペインを拠点にヨーロッパを旅して写真を撮り、 

能や狂言に親しむインテリだったようです。

 

このいでたちですから上流階級ですよね!?

 

 

第1会場の三之瀬御本陣芸術文化館は開館20周年だそうです。

歴史のある古い木造建築のようですが

内部はピカピカで古さは感じませんでした。

 

第1会場には代表作がたくさん展示してあり

銀座の資生堂ギャラリーでの初個展が動画になっていたのが印象に残りました。

グリコのおまけコレクションも素晴らしかった♪♪

 

須田国太郎はモダンでハイカラなインテリだったのだなぁ、、

祖父の人生と重ねて感慨ひとしおでした。

 

図録を買ってきたけどまだ読んでいません(^^;;

 

須田国太郎の展示は全国6会場を巡回するようです。

 

槙さんには福田平八郎の図録もいたたきました。

今年は平八郎展も開催されているので

ちょっと気になる、、、(^_^;)