オールビスクのモールドを作ってみました!

♪ちむちむ・ちむりん・ちむりんドール♪♬

 

⑧キャスティングみと修正

 

モールドが乾いたので

ポーセリンスリップ(液体の磁器粘土)でキャスティングします。

 

せっかく乾かしたモールドですが

キャスティングの前にスリップを流し込む部分に霧吹きをかけます。

霧吹きをかけた方がスリップが流れた跡にできる鋳込み線が目立たないようです。

 

穴が小さいので

スリップはサラサラになるまで水で薄めます。

鋳込み口の穴が隠れるまでスリップを流し込んで

5〜6分待って

足の穴が見えてきたら排泥します。

右の小さな2つの穴は足の裏で

左の2つは手の穴です。

 

手の穴は小さいので排泥しなくても大丈夫ですが

足の方はストローで吹いてしっかり排泥します。

 

余談ですが

首にスリップが溜まって頭に空気を閉じ込めてしまったら

焼いた時破裂するおそれがあるので

もしスリップが濃くて首の穴が詰まっていたら

針で首が頭に空気穴を開けましょう^^;

 

20分位待ってモールドを開いたら、、、

 

真ん中の手が外れません(><)

無理矢理引っ張って割れてしまいました( ;  ; )

手が変な形になっているし

お顔も首も変です、、、(°_°)

 

邪道だと思いますが

モールドを削って修正しました。

 

こちらの写真は修正する前のものです。

 

真ん中の手に石膏のカケラが付着していたので

スパチュラを使って取り除きました。

首と胴体の凸凹も削って滑らかにしました。

 

削っては型抜きして修正を4回繰り返して

やっとここまで漕ぎ着けました(^_^;)

1回目にはモールドを開くまで20分待ちましたが

このモールドは余白の石膏が多いので

そんなに待たずに

できるだけ早く開いた方が取り出しやすいと思いました。

 

真ん中の手も上手に外すことができました。

 

しかしよく見ると傷だらけ、、、(^◇^;)

修正の時にできた小傷かもしれません。

この程度ならクリナップでどうにかなるので

これ以上修正するのはやめておきます。

 

モールドはこんな感じになりましたが

どこを修正したかは あまりよく分かりませんね(^^;;

とりあえず真ん中の腕に付着していたカケラは無くなりました。

 

修正にはこんな道具を使いました。

 

上の2本のスパチュラが活躍しました。

上のはちょっと反っているので

カーブにフィットして使いやすかったです。

 

モールドの合わせ目には触れずに

主に原型が接していた部分を

少しずつ慎重に削りました。

 

モールドの内側をサンドペーパーで磨くのはNGだそうです。

目が詰まるのでしょうか?

削る時はスパチュラか彫刻刀を使って

削りカスはハケや筆で取り除きます。

 

いずれにしても

こんなに修正が必要なモールドは失敗作です(~_~;)

 

失敗を恐れてソフビ人形を原型にしたけれど

結果は失敗に終わりました(^^;;

 

モールド作りは甘くないと再認識しましたが

何事も経験ですから

繰り返しチャレンジすれば必ず上達します。

 

でもなぜか毎回失敗するので

私はモールド作りには向いていないと悟りました。

モールド作りは几帳面で細かい作業が得意な人に向いていると思います。

 

この度は

下手なモールド作りにお付き合いいただきありがとうございました!

 

本焼きがいつになるか分かりませんが

この短足人形が完成したらまたお披露目しますね(^^)/