オールビスクのモールドを作ってみましょう!

♪ちむちむ・ちむりん・ちむりんドール♪♬

 

⑥背面の型取り

 

前面のモールドができたら

次は背面のモールドを作ります。

 

背面のモールドは前面のモールドを土台にするので

油粘土で土台を作る必要はありませんが

鋳込み口は前面同様油粘土で作ります。

 

前面のモールドに原型を乗せて

油粘土で鋳込み口を盛り付けます。

ビー玉は乗せてはいけません。

 

前面のモールド全体にカリ石鹸を塗ります。

ここで離型ができないとかなり苦しいので

カリ石鹸は念入りに4~5回塗ります。

ビー玉の窪みにも念入りに塗ります。

石膏が流れ込むかもしれないので

モールドの側面にも塗りましょう。

 

カリ石鹸の水分は石膏に染み込むので泡はたちません。

塗り残しのないようにたっぷり染み込ませます。

原型の背中にもしっかり塗りますが

原型で隠れている顔の面にはカリ石鹸が流れ込まないように

原型をモールドにぴったりと密着させます。

 

塗り終わったら

カセットケースで囲んでテープで固定します。

 

前面と同じ分量で石膏を水に混ぜて

原型の背中に流し込みます。

石膏が固まったら枠を外します。

 

カセットケースはここで出番が終わるので

石膏が固まる前に拭き取って

バケツの水で洗いましょう。

 

果たして石膏型は上手く開くでしょうか?

 

う〜〜〜

ちょっとひねってもビクともしません^^;

手強いです!

 

鋳込み口の油粘土をほじくって

鋳込み口に指を入れて開けようとしたけど開かない(-。-;

 

エアブラシ(コンプレッサー)があれば

合わせ目に空気を吹き付けると良いそうです。

またはバイブレーターでひたすら振動させる方法もあるようですが

そんな道具はないので

ゴムのハンマーを使って

合わせ目をトントン叩きます。

 

この時モールドの側面に石膏が流れ込んで

合わせ目が見えない場合には

アラカンなどを使って合わせ目が見えるまで削ります。

 

ついでにモールドの角のエッジを削って

余計な石膏を取り除きます。

 

石膏は硬化する時縮むので

同じ外枠を使うとわずかに隙間ができて

土台のモールドの側面に流れ込みます。

 

今回の枠は互い違いに組んでいたので

土台のモールドの側面にカセットケースを密着させることができて

隙間に石膏が流れ込まなくて済みました。

 

モールドの形を整える時にはアラカンが活躍するのですが

このモールドは小さいのでアラカンを使わなくても

スパチュラで軽く削って角を落とすことができました。

 

アラカンは金属のヤスリにプラスチックの持ち手が付いた道具です。

大きいモールドの場合には表面を削ってモールドの形を整える時大変重宝します。

底の金属ヤスリは平らなものと湾曲したものがあるので

平らなものを選びましょう。

 

ゴムのハンマーはこちらです。

ホームセンターで150円程度だったと思います。

ゴムのハンマーは毎回使うので大変重宝しています。

 

ゴムですが固いのであまり強く叩くと

石膏が割れてしまうので気をつけましょう。

タオルなどでモールドを包んで叩くとよいです。

 

振動を与えるつもりで

全ての合わせ目を

根気よくトントン叩きます。

 

手順よく作ったので開くはずなのですが

果たして、、、?