オールビスクのモールドを作ってみましょう!
♪ちむちむ・ちむりん・ ちむりんドールです♬
①モールドのデザインと原型
ここでご紹介するのは
ポーセリンスリップ(液状磁器粘土)を流し込んでキャスティング(型取り)するためのモールド(石膏型)の作り方です。
オールビスクというのは全身がビスク(磁器)の人形です。
手だけ動くタイプや手足首が動くタイプ、
肘膝手首も動くタイプなど色々あります。
オールビスクのモールドも色んなタイプがあります。
パーツごとに型抜きするので
パーツの数だけモールドを作ると後で探すのが大変なので
ある程度まとめてひとつのモールドにします。
どのような配置にすると効率よく作れるかを考えて
モールドの形をデザインします。
実物を見ると分かりやすいので
手持ちのモールドをご紹介しますね。
右下の直方体のは着衣のフィギュア「犬と少女」のモールドです。
足の裏からスリップを流す一体型で
鋳込み口が大きいので鋳込みと排泥がしやすく
くびれが少ないので失敗が少なくて初心者向き。
鋳込みも簡単で
モールドも最も作りやすい形てす。
真ん中の2個がミスティックモールドの「ドールハウスブリュ」です。
手・足と頭・胴が別々のモールドになっています。
手足の鋳込み口は側面に付いています。
左下のはミスティックモールドの「バーサ」です。
全部のパーツがひとつのモールドに収まっていて
鋳込み口もスリップが通りやすい型になっています。
とてもコンパクトで使いやすいのですが
あまりにも小さいので鋳込みは難しいです。
左上のはシーリー社の「マーニー」です。
バーサと同じ一体型です。
バーサに比べると大きくて重いけど
ヘッドの穴が大きいので鋳込みやすいモールドです。
右上はコレクタブルモールドの「ミニバン」です。
卵と手がひとつのモールドに収まっています。
モールドを開くとこんな感じです。
丸い穴は合い印です。
モールドのデザインは原型に合わせて決めます。
今回は初心者でも失敗しないために
ソフビ人形を原型に選びました。
手だけ動く形にしたのでモールドのデザインは
ミニバンのモールドの卵無しの形にしてみましょう。
原型に選んだのはリボン付きのキューピーちゃんです。
元は首だけ動く人形でしたが
首はパテで繋げて手はカッターで切り離しています。
手はパテでゴム通し用の突起を付け加えました。
パテはタミヤのエポキシパテ速乾タイプを使いました。
胴体と首をつなげるとき
首のつなぎめが鋭角過ぎると
鋳込んだスリップが収縮するとき
首と胴体が切り離されてしまうので
丸みを持たせた方がいいし
首の穴が小さいと排泥が難しいので
首もできるだけ太くします。
くびれは少なくカーブはゆるやかにする方が鋳込みやすいです。
今回は首のつなぎめをなめらかにするために
少し胴長にしました。
原型に使う人形の手足の穴は粘土などでふさいでおきます。
原型に穴や隙間があると石膏が流れ込んで離型が困難になります。
力ずくで離すと原型を傷めるのでしっかりふさぎましょう。
原型がビスクで空洞が大きい場合は
石膏が固まるときの発熱で
中の空気が膨張して原型が割れることがあります。
詰め物をして空気を減らすか空気抜きの穴を作りましょう。
今回はソフビなので割れる心配はありません。
このソフビ人形を使って
手だけ動くオールビスクのモールドを作っていきます。
次回は油粘土で土台を作りますね(^.^)/





