脚のジョイントの作り方です。

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フレンチレスラーの手脚には

繋ぐための穴の跡があります。

アンティークのレスラーはどうやって繋いでいたのか?

実物を見た事がないので分かりませんが

こちらの画素の子の場合 

腕の穴はあるけれど

穴からゴムがはみ出していないので

何か金具のようなものが埋め込んであるのでしょうか?

 

リプロの石膏型にも穴の跡があります。

なので跡のある場所に穴を開けると

向かって左のような手脚になります。

しかし左のように穴を開けると

ゴムの結び目が外に出てしまうので

私は勝手に手脚の内側にジョイントを付けています。

 

今回このジョイント有りと無しをオークションに出品して

リプロ作家のみなさんがジョイントを必要としているかを知りたかったのですが

出品そのものが地味で注目度が足りなかったので

あまり参考になりませんでした。

 

リプロのオールビスクボディにはジョイントのないものが多いのですが

ゴムの結び目が外に出ていると服の着せ替えの邪魔になるし

強度を求めて太いゴムを使うと結び目も大きくなるので目障りです。

 

ビスク生地でジョイントを作らなくても

パテで金具を埋めれば後からジョイントを付け足す事もできるのですが

焼き上がりと同時にジョイントがある方が工程が少なくて済みます。

 

そこで今回は

私のジョイントの作り方を書いてみることにしました。

レスラーのモールドは手と脚がひとつのモールドなので重いです。

 

脚の穴に粘土を入れて排泥します。

粘土が固まってきたら

ラッパ状に開いた部分の粘土を寄せ集めて

穴の中に入る大きさにします。

型から出した脚の出っ張りは

真ん中ではなく やや内側にズレているので

余分な粘土を切り取って

残った部分に切り取った粘土を盛り付けて

ジョイントの土台を作ります。

この時盛り付ける粘土が固すぎても柔らかすぎてもうまくいかないので

土台はお椀を伏せたプリンのような形をイメージしながら

ヘラや水を付けた筆を使って形を整えます。

 

土台ができたら粘土の水分量が均等になるまで

少し待ってから穴を開けます。

自然乾燥だと湿度や温度で固まる速さが変わるので

密閉容器に入れて1時間〜半日程度置くと良いです。

 

私はモールドから出したものはとりあえず密閉容器に入れておきます。

この頃はますますノロマになったようで 

以前より作業に時間がかかるので

放置しておくと固くなってしまうからです。

 

密閉容器に入れておけば焦らず落ち着いて作業できます。

グリーンウエアの作業は水分量が決め手になるのでお勧めです。

 

ジョイントの穴はゴムが通るので滑らかに整えておきましょう。

脚の空洞を塞いでしまうと爆発するので空気穴を開ける事と

脚の空洞に粘土のかけらを落として焼いてしまうと

取れなくので注意しましょう。

 

などと長々と書きましたが

ジョイントを作る人って少ないかも、、、

 

何かの参考にしていただければ幸いです(^_^;)