術後46日目です。

前回の投稿は病気と全く関係の無いただの日記となってしまっておりましたので
今回はしっかり病気メインで書きます。
まずは痔瘻経歴を振り返ります。


〜痔瘻経歴〜
2022年10月 肛門周囲膿瘍を発症(初回)
肛門周囲に(ニキビのような)違和感を感じ始め僅か3日ほどで座ることも出来ず、ただじっと寝っ転がっているだけでも、何をしていても激痛、高熱も併発するという典型的な症状が出る。
病院で日帰りでの切開排膿処置を受ける。

痛みレベル1〜5 → 5
周囲膿瘍を切開しないで耐えてる時は4.5、切開してもらう時のオペが麻酔無しだった為5(体感的には10、生きてて1番痛かった笑)

2022年11月 肛門周囲膿瘍再発(2回目)
初回に切開してもらった傷口が塞がり、膿の出口が無くなったため同様の箇所に加え膿の通る管が拡大してしまい複雑化。
初回時よりは痛みは軽減されている気はするものの耐え難い痛みなのは確か。
ここら辺から普通に座ることが困難になる。
病院で日帰りの切開排膿処置を再度受ける。

痛みレベル1〜5 → 3.5〜4
切開排膿の際2回目は局所麻酔を使用
初回の時見たく塞がりきった皮膚を裂く訳では無かったため局所麻酔の注射が4レベルの痛み
絞り出す作業等はそこまで痛くなかった。
傷が塞がらないように傷口にガーゼを詰め込まれたのを取り出す時が3.5-4位の痛み。

2022年12月 複雑痔瘻と正式に診断確定
サードオピニオンで向かった入院施設有り、手術可能な医師の在中する専門病院にて複雑痔瘻と正式に診断される。
同年同月根治手術を受けることも決定する。

痛みレベル1〜5 → 1
根治手術自体は腰椎麻酔を使用し行われるため麻酔の注射が若干ビクッとする位の痛みで
手術自体に痛みは一切無し。
強いて言えばうつ伏せで大の字の様な格好をするため、体勢が変えられず胸が圧迫される苦しさは人それぞれあるのではないかと思う。
手術時間は痔瘻の場所や具合によりますが、早くて30分、複雑なものでも1時間は掛からないと思います。(自分は50数分だった。)

2022年12月初旬〜中旬 入院生活約10日間
術後当日から10日間、異常が起こった方以外は正直言うと特段特別なケアがある訳では無い。排便がしっかりと行われる健康管理の行き届いた食事が3食毎日食べれる事くらい。

痛みレベル1-5 → 3
切開解放術という術式での術後10日間
座ることや、ひとつひとつの動作に制限はあるものの、肛門周囲膿瘍時の様な鈍痛のような痛みは無し。
手術後の痛みは先生にも前もって説明を受けていたが火傷をした傷口の熱いようなピリピリするような痛み。実際その通りの痛みだった。
故に排便後のウォシュレットや、入浴時に染みる様な痛みが付きまとう。
痛みで寝れないということは無いと思う。
痛み止めは入院中は毎食後服用していたが、退院後は飲まなくても大差ない痛みレベルだった。

2022年12月下旬 退院後〜年末まで
退院後は自宅療養を2週間程しましたが
入院生活中と変わらず軟膏を毎日しっかり塗って入浴をしてケアをしながら様子を見る。
食事に制限が無くなったが、無茶はしていなかったため水のような下痢には1度もならず。
軟便寄りの普通便が1日1回出る時は出た。
手術後辺りから排便への恐怖感が高まったのか便秘気味になっている事に気づく。
入院中は出さざるを得ない量の食事をとっていたから出ていたが、退院後はほぼ毎日1食だったため出ない日もあり。
だからといって日を跨いでの排便が痛いということは無かった。
香辛料、アルコール、刺激物を摂取せず過ごせば問題ないと思われる。

痛みレベル1〜5 → 1.5
排便の痛みは無し。入院中から無かった。
痔瘻の術後は排便後に悶え苦しむ程の痛み、出産の時のあの痛みより痛かった。など恐怖でしかないブログを書いている人を事前に見ていたのでこんな物なのか?と数日は逆に不安だった。でも痛みが後から出てくることは無かった。
ここに関しては本当に個人差のある部分なんだろうと自分の身をもって実感しました。
手術の術式も何点かあるため、それによっても変わるのかもしれない。
全ての術式に関連があり重要なポイントとしては肛門括約筋をいかに傷つけず病気の巣となった部分だけを除去出来るかというのがその後の痛みレベルを変えてくるということ。
こればかりは先生の腕次第、痔瘻自体が出来る場所も個数も人によって違うので術後に関しての痛みは一貫性が無い。
自分は幸運にも術後からは痛みに苦しむことは無くなった。
徐々に椅子にも座れるようになり、運転も出来るようになり、クッション無しでも座れるようになった。
皮膚の再生、回復が早い方なのかもしれない。

2023年〜現在(1月中旬)まで 術後約1.5ヶ月
1月の中旬あたりからは滲出液が自覚できるほど減った。
少しだけ汚れてしまうけど、臭いを放ったり量が多すぎてジーパンなどにも貫通する程では無くなったのでオムツを付けず過ごすことも出来なくは無くなった。
無理して下着に変える必要もないし、オムツもこれはこれで楽なので敢えてオムツをまだ付けているがオムツももうすぐ卒業できそうな気がする。

浸出液は傷口の治癒具合と比例して量が減ってくる。今現在の傷口は2箇所大きく切開痕がある片方がほとんど傷が塞がりカサブタのような状態になっていて、浸出液が出ていない。
もう片方はまだ内部が少し向き出された状態のため、カサブタを剥いだ皮膚のような状態。
故に浸出液が少量出ている。
傷の全体像は怖かったので、術後すぐも今も見ていないです。
このまま見ないが精神的に正解なのでは?と思っています。
見ない方が良いとは思いませんので、そこはご自由に。

痛みレベル 1〜5 → 0
今現在、固めの椅子などでもクッション無しで座れるようになりました。
仕事も問題なく出来ております。(運転業)
ウォシュレット、入浴時なども当初のような染みる感覚は一切無く、感覚だけなら病気前と全く同じに戻ったと言っても過言では無いところまで来ました。

なにより、お尻を気にしなくなりました。
投げやりに言っている訳ではなく、肛門周囲膿瘍〜手術後数日くらいまではお尻の事を考えない日は無かったし、気を使いすぎて心身共に疲れていました。
食生活は逆に意識するようになりました。
お酒は相変わらず飲んでしまいますが
飲む量を控えめにしたり、辛いものや刺激物をおつまみにするような事は辞めました。
野菜をなるべく取るようにして、排便のコントロールも意識するようになりました。
回り回って身体全体の健康を意識するようになりました。
そのお陰もあってか、現状は再発や不安要素なども無しです。




以上がざっくりとした経歴です。
数十年生きてきて僅か3ヶ月間のお話ですが、1番身体のことを考えたし、健康について意識するように心がけるきっかけになりました。

このまま完治まで日々気をつけていこうと思います。

ブログを通して少しでも今不安な人の不安を取り除けたら嬉しい限りです。

肛門周囲膿瘍の疑いがあって絶望している人は
逆に今がピークで辛いんだって思って欲しいですね。笑
痛いのはその時だけでサッと手術すれば笑い話に出来るくらい早く完治もします。
とはいえ手術ってなると大掛かりで怖いという連想をしてしまうと思いますが
痔瘻根治手術に関しては雑ですがぱぱっと終わります、意外に呆気ないって思えるはず。


早く自分も完治宣言をここに報告したい。笑
次の投稿は完治宣言だったら嬉しいな🥹