宗教の恐怖
『イスラム教の聖地の一つ、サウジアラビアのメディナで、巡礼に来ていた6歳の男の子が母親の目の前で男に首を切られて殺害される衝撃的な事件が起きました。
現地メディアなどによりますと、サウジアラビアのメディナで先月、6歳の男の子と母親がモスクを訪れるためタクシーに乗っていたところ、突然、運転手の男が車を止めて男の子を外に連れ出しました。
男は近くの飲食店にあったグラスを割り、男の子の首を複数回刺して殺害したということです。
男はその後、逮捕されました。男はイスラム教スンニ派で、客として乗せた親子が自分とは宗派の違うシーア派だと気付き、犯行に及んだということです。
サウジアラビアではスンニ派のなかでも厳格なワッハーブ派が国教とされ、シーア派への敵視政策が長年続いています。』
人には守らなければならない名誉というものもあるだろう。
イスラム教徒にとって、アッラーを信仰することは他宗教の人間が考える以上の大きなものであることは理解できる。
しかし、今回サウジアラビアで起こった首切り事件は、世界を恐怖へと陥れた。
なんとイスラム教徒がイスラム教徒の首を切って殺したのだ。
しかも、聖地メディナに来ていた巡礼の僅か6歳の男の子をだ。
更に母親の目の前で殺したというのだから人間のすることではない。
サウジアラビアはスンニー派の中でも厳格なワッハーブ派ではあるけれど、イスラム教の聖地を守る国。
イスラム教徒は一生に一度はサウジアラビアのメッカに行くように教えられている。そして、メッカ巡礼を行ったイスラム教徒はハッジとして尊敬されるという背景がある。
今回悲劇の舞台となったサウジアラビアのメディナは、メッカと共にイスラム教徒の聖地。
世界中のイスラム教徒にとっては、高いお金と時間をかけてたどり着いた聖地なのに・・・。
モスクへ向かおうとして乗ったタクシー運転手が殺人鬼に変身。
モスクへ向かおうとして乗ったタクシー運転手が殺人鬼に変身。
その殺人の理由は自分とは違う宗派だったから・・・。
スンニー派は多数派と言われているが、イランのようにシーア派が多い国もある。
スンニー派は多数派と言われているが、イランのようにシーア派が多い国もある。
スンニー派とシーア派は時々対立しているニュースを目にするけど、これは大問題に発展する可能性を秘めた爆弾だ。
今後もサウジアラビア政府はシーア派に対してVISAを発給するのか。
恐らく発給するとは思う。
しかし、シーア派教徒に聖地サウジアラビアは、聖地ではなく地獄となるかもしれないという恐怖心を植え付けた。
恐らく発給するとは思う。
しかし、シーア派教徒に聖地サウジアラビアは、聖地ではなく地獄となるかもしれないという恐怖心を植え付けた。
わざわざ聖地巡礼に行ったのに、無慈悲に愛息を殺されるのを目の前で見るのは地獄そのものだろう。
サウジアラビア関連のニュースでは、トルコのサウジアラビア大使館で記者を殺害したとして全世界にニュースが流れ、アメリカを始め、多くの国から批判の声が上がった。
今回の事件で、サウジアラビアは更なる評判を落としたね。
イスラム教徒の宗派間の敵対意識を活発化させ、キリスト教徒や仏教徒など他宗教へは、イスラム教徒は怖いという印象を与えた。
イスラム教徒の宗派間の敵対意識を活発化させ、キリスト教徒や仏教徒など他宗教へは、イスラム教徒は怖いという印象を与えた。
殺したタクシー運転手は単なる狂った殺人鬼だけど、全世界に与えた影響は少なくない。
被害者がどこの国のイスラム教かわからないが、これが仮にイラン人だったら、元々犬猿の仲であるサウジアラビアとイランで大きな国際問題に発展することだろう。
今後も注目していかなければならない事件だろう。
被害者がどこの国のイスラム教かわからないが、これが仮にイラン人だったら、元々犬猿の仲であるサウジアラビアとイランで大きな国際問題に発展することだろう。
今後も注目していかなければならない事件だろう。