http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160523-00000018-mai-eurp
『【ブリュッセル八田浩輔】今年3月のベルギー同時テロで自爆したナジム・ラーシュラウィ容疑者の弟ムラドさん(21)が、スイスで行われたテコンドー欧州選手権男子54キロ級を制し、ベルギー代表としてリオデジャネイロ五輪の出場が有力視されている。
ムラドさんは過去にも国際大会で入賞経験がある。テロ後には記者会見を開き、ナジム容疑者がシリアに渡航した2013年以降連絡を取っていないと説明。
沈痛な表情で「信じたくない」としながらも兄を強く非難し、「家族は選べない」などと述べていた。
ナジム容疑者はモロッコで生まれ、ブリュッセル郊外で育った。工学系専門学校に進学後に過激思想に傾倒し、シリアで過激派組織「イスラム国」(IS)に参加。
昨年11月のパリ同時テロでも爆弾の製造役を担ったとされ、ブリュッセル国際空港で自爆した。』
シリアで過激派組織「イスラム国」(IS)に参加して、ブリュッセル国際空港で自爆したナジム・ラーシュラウィ容疑者。
ベルギーの空港でのイスラム国のテロは記憶に新しい。生々しい映像も映されていたしね。
そのナジム容疑者の弟ムラドさんがベルギー代表としてテコンドーでリオ五輪へ出場する可能性が高まったニュース。
そのイスラム国のテロ容疑者の弟がオリンピックに出場するんだって。そういうと批判をする人がいるけど、テロ容疑者と弟のムラドさんは全く別人格。
兄弟と言うとよく同一視する人がいるけど、兄弟が同じ考え方だという事は全然ない。
特に離れて暮らしていると、何に興味を持って、何をやっているかなんてはっきりとはわからない事も多い。自分の身近で考えても、そういう事よくわると思うんだけどな。
でも、家族や兄弟姉妹と言うと同じくくりで見てしまう傾向があるのも事実。もちろん、家族や兄弟だから大きな影響を受けるというのは確かだけど、だからといって同じ考え方になるかというと否だろう。
成長過程で、どんな人、本、インターネットの記事に出会うかで、大きく変わってくるのではないだろうか?
家族は選べない。犯罪者の家族や兄弟は、少なからずそう思っているんじゃないかな?
だって、自分の努力でどうする事もできないんだよ。いくら説得してもダメな場合もあるだろうし、全く知らないうちに事件が起きてしまう事もあるだろう。
そう言う意味で、ムラドさんには頑張ってもらいたいんだよな。
ベルギー国民を恐怖に陥れた兄とは違って、ムラドさんにはリオデジャネイロオリンピックでベルギーにメダルをもたらし希望を与えるような存在になってもらいたい。
今、ヨーロッパでは移民に対する厳しい目が向けられているけど、そういう意味でも移民であるムラドさんがベルギーに栄誉をもたらす事ができれば、色々な面でいい影響が出てくると思うんだよね。
テコンドーに関してはこの本が最高峰 [ 黄秀一 ]
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