http://news.livedoor.com/article/detail/9653860/
『【新華社】 米国シアトルのある企業が開発した汚水処理装置は人の糞便からそのまま飲用できる純水を抽出することができるものである。
米国富豪、ビル・ゲイツ氏はそれを一杯飲むと「うまい」と賞賛した。
この装置はまもなくセネガルで試験運転し、地元の貧困住民に純水を供給する。それを応援するため、ビル・ゲイツ氏はそれを一杯飲み、しかも、ブログで写真を公開した。
ビル・ゲイツ氏はブログで、「ベルトコンベヤーに置かれたいくつかの糞便が一つの容器に落ちた。機器の中で処理され、沸騰まで過熱された。数分後、うまい水を飲んだ」と書いた。
当日撮影した動画では、ビル・ゲイツ氏は最初ためらったが、それを一口飲むと、笑顔を見せ、「味はペットボトル入りの水より悪くない」と語った。
ビル・ゲイツ氏によると、この機器の作動原理を調べ、その安全性に安心している。調べでは、この装置は単価が１５０万ドル、１０万人に純水を供給するものであるという。』
ビル・ゲイツが飲んだ水は、糞尿から作られた水だった。
見た感じや聞いた感じでは抵抗がある人も多いと思う。糞尿からの水だからね。
でも、この装置は世界の貧しい人々を救う魔法の装置とも言える。
世界の貧困層では安全な水が飲めている人は少ない。汚染された水を仕方なく飲料水に使っているところも多い。
アフリカなどでは水自体かなり歩かないとなかったり、あっても泥水だったりする。よくテレビで井戸堀り大作戦のような番組があるけど、きれいで安全な水を手に入れるということは非常に難しいことなのだ。
そんな世界の状況を考えると、人の糞尿から飲料水ができるならそれは大発明だよね。
今度セネガルで試運転されるという。
ここでなんでビルゲイツと思われた人も多いかも？
ビルゲイツといえばマイクロソフトの顔で、アメリカの億万長者。
売名行為と思った人もいるかもしれないけど、僕はビルゲイツが重要な役割を担っていると思う。いや、ビルゲイツなしではこのプロジェクトが進まない。
この糞尿から飲料水を作る機械は確かに素晴らしい。しかし、値段をみてもらいたい。１５０万ドル。日本円で１億５０００万円以上だ。それだけ資金がかかるのだ。
しかも、よくある話だが機械が故障をすると地元の人では誰も直せないということ。メンテナンス費も考慮に入れなければならない。そう考えると、非常に多額の資金が必要となる事がわかる。
億万長者ビルゲイツのサポートなしでは、実行できないのも理解できるでしょう。
セネガルの試運転がうまくいって、またどこかの国でプロジェクトが稼動してくれば、他の財団も注目してくる。そうやって機械の発注率が増えれば、もう少し単価も下がるかもしれない。
とにかく、このセネガルの試験運転がうまくいくように祈ろう。
１０万人に安全な水が届けられる糞尿から飲料水を作る機械。
世界の貧困層はもっともっと桁違いに多いので、需要はたくさんあるのだ。
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