ロシアのモスクワ 猛暑から・・・
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/russia/?1282351568
『記録的な猛暑が続いていたロシア西部の気温が20日までに急激に下がり、北西部のムルマンスクでは初雪が観測された。国営テレビ・ロシア24によると、20日午前のモスクワ市内の気温は9度。
猛暑と干魃を受けた森林・泥炭火災も収束に向かっており、大統領令で導入された非常事態は7地方のうち6地方で解除された。
モスクワでは今夏、連日の気温が30度を超える異例の暑さが続き、7月29日には観測史上最高の38.2度を記録した。(モスクワ 遠藤良介)(産経新聞)』
ロシアの首都モスクワは7月連日の猛暑で大ニュースになっていた。
記録的な猛暑で酒を飲んだ後、海などに飛び込み死亡する人も増えていた。
また森林火災が起こり、そのスモッグはモスクワ市民に大きな影響を与えているとの報道もあった。 それくらい大きな被害を与えた、ロシアの異常気象。
ムルマンスクの初雪は、北極圏に近いムルマンスクの事なので置いておいて、注目したいのはモスクワだ。
7月末にはモスクワで観測史上最高の38.2度を記録した。日本でも38度を超えるのはそうそうない。それが日本より緯度がはるか上のモスクワでこの気温・・・。
ところが、その猛暑も1か月もたたないうちに、モスクワで10度を切った気温が観測された・・・。 モスクワの8月の平均気温は16、7度だから、これはこれで異常気象というべきだろう。 その差は約30度。
砂漠地帯では1日にそのくらいの寒暖差があるところもあるけど、一国の首都でこれだけ気温が変動するのはやはり異常だよ。
猛暑、猛暑と騒いでいたのが、今度は一気に上着を用意しなくてはいけない感じだろう。体感温度的にはもっと差を感じている事だろう。
異常気象は食糧の収穫量にも影響を与える。旱魃も起こり、ロシアでは今年の穀物収穫量ががた落ちの予想で、メドベージェフ大統領は今年いっぱい穀物の輸出を禁止した。
世界の貿易が密接になればなるほど、遠く離れた地域の出来事が自分達の日常生活に影響を与える。
これはロシアだけの問題ではない。
中国やパキスタンでも洪水などが発生して大被害を受けた。
これって、人間が開発しすぎた地球からの悲鳴?