職場の御局様。


『マウンテンメスゴリラ』が

まさにぴったり、しっくりきた。


いちいち『マウンテン…』と打つのが

面倒なのでとりあえず

昭和感漂う『番長』と表記する、



私は今の会社にアルバイトから

始まったのですが

レストランの夕食担当。

入館時は裏口から。

(社員と1部ルールを守らない

バイトスタッフは堂々と

正面玄関からフロントを通って入る。

マルシア、いつも怒られるけど

ガン無視してエレベーターを使う)


タイムカードはレストランホールの

すぐ横の死角にあるので

よほどの用事でもない限り

フロントに行く用事がない。


なので、バイト時代はフロントに

どんな人がいるかなんて

あんまり気にした事がなかった。



ロッカーで着替える時に

フロントの制服を着た若い

大学生くらいの女の子がいたので

女性はそのくらい。

出勤時に駐車場にいる男性スタッフか

エレベーターですれ違うか

レストランに予約伝票を

持ってきてくれる人。

大谷さんか、マスオさんか、文珍師匠、

たまに総支配人。ほぼ男性。



レストランは顔面レベル高めの

女子大生がわんさかいた。

フロントは男性、レストランは女性が

偏ってるな、という印象。


とにかく人が多いので

顔と名前と仕事を覚えるのに必死。


もともとカンや頭のいい子も

揃っていたと思うが。

人がいっぱいいるので

いい加減な仕事をしてる子や

覚えの悪い子は呼んでもらえないので

それぞれ努力はしていたと思う。



バイトのリーダー格の先輩は

20代前半でみんな若いけど

仕事はきっちり丁寧だった。


特に笛木さんと文乃さんは

得体のしれない圧もあるので

後輩はもちろん

社員もビビっていた。


バイトがほぼ全員半年未満で

増田君以外、レギュラーメンバー全員

『研修中』の札がついていたので

彼女達に辞められたら

仕事が回らない状態でした。


増田ももちろん

彼女達の後輩なので

彼女達がいる間は

ものすごく大人しかった。

伊藤ちゃんやニコるんに

エラそうに先輩風を吹かせるタイプとは

微塵も思わせないくらい。



社員がいかに雑でいい加減なのか

嫌というほどわかる日が

コロナとともにやってくるが

それはまた、後ほど。



調理場には先代料理長がいて

マルシアは調子に乗る前。

むしろ全然喋らなかったので


(裏方まで美人揃い!)Σ(・Д・;)


そう思ったもんです。



ホールでも調理場でも

洗い場でも美人に囲まれ働く毎日。


そこへ、スネ夫BBAと対面。

どこにでも1人はいそうな意地悪BBA。

おもしろいほど見た目通りの人だった。



そんなこんなで入店してから

1ヶ月ほとたった頃。



フロントから初めて

アルバイトじゃない女性が

伝票を持って上がってきた。

年齢…40代半ばか後半くらい?

(今の私くらい)

若いのか、若作りなのかわからない。


前職のリラクゼーションの時から

現状に至るまで

美人に囲まれまくっていた私。

でも、

基準は辛くなっていた訳ではないと思う。


美人ではないな。真顔

雰囲気と総合してどっちかといえば

舞祭組寄り。。





制服ではなく、自前のスーツ。

カールした前髪、

フリルつきのガーリーなブラウス。

高めのハイヒール。

化粧は濃くも薄くもなく。

ガーリーな装いとは違い

上がり眉のキリッとした仕上がり。


たぶん、立場的に偉い人。



笛木さんと

とくに文乃さんがお気に入りのようで。


笑顔で何やら話しているが。


はっきり聞き取れた言葉は


『なあ、やっすー(安田さん)あの子

ちょっとおかしいねんけど

なんとかしてくれへん?w(°д°)』


見下すような、鼻で笑うような。

なんか感じ悪い人。



感じ悪いNo.1はスネ夫BBA

一人勝ちかと思っていたが。

密かにNo.2が現れた。


滅多に合わないし

一緒に仕事もしないので

暫くはほぼ存在を忘れる事となる。




向こうはどう思ったか知らないけど

後に挨拶無視するので

よくはなかったと思う。