続きを書こうと思っていたのに、ご無沙汰してしまいました。


絨毛検査の詳細結果は、


培養した結果はすべて(100%)46XXで、45XOは認められなかった


というものでした。


...ますます絶妙な結果。

悪い結果ではないけれど..

つまり、


採取した検体を調べるとごく少量だったかもしれないものの45XOが混ざっていたが、

シャーレで培養して増殖させたところ、(恐らく45XOは淘汰されて)46XXだけになりました


ということですよね。

そもそも絨毛検査だけなので、胎盤性モザイク(胎盤だけがモザイクで胎児は正常)なのか、胎児性モザイク(胎盤も胎児もモザイク)なのかわからないことに違いはなく..


ただ、この結果は限りなく胎盤の中の45XO要素は少なかったと言えるだろうから、胎盤性モザイクの可能性が高くはある、みたいなことだそうです。



モヤモヤは残るけど、悪い結果でないのは確かです。



胎児性モザイクの場合でも、たとえば肝臓組織だけに異常染色体を持つ、だとか、そういう偏りがある場合もあるそうで、場合によっては羊水検査や染色体検査では、実はモザイクだと言うことがわからない場合もあるそうです。

(その場合は症状も全くない場合も多いとか)


生物の体というのは奥深いですね。

コピーミスがほんの一部だけで起こった場合は、また修復されたり弱い異常染色体を持つ細胞が淘汰されたりして割合が変わることもあるんでしょうね..


ただそれが全体の5割以上で異常が起きてる、なんてことになれば話が変わって、異常染色体による影響が症状として現れたりするのでしょうから、そこのところが重要になってきそうです。



分娩予定の総合病院で主治医の先生にも報告、相談したところ、ささっと産婦人科の部長級や小児科まで話を上げてくださったようで、生まれてすぐの染色体検査も望めばできますよ、と教えていただきました。


また、新生児の検査の折にも、留意して診察してくださるようです。

すごく心強いですおねがい


モヤモヤしたままなのも落ち着かないし、

必要ならばできるだけ迅速にしかるべき対応をしてあげるためにも、

生まれてすぐの染色体検査は希望したいなと思っています。


あとはもう、無事に生まれてきてくれることを心から祈るばかり...


わたしも色々気をつけて過ごさねばなりません..






久しぶりの投稿です。

何かあった時しか投稿しないもんなぁ...


実はわたくし、妊娠中でして、

今回ばかりは高齢出産に足を突っ込んでいることもあり、出生前診断を受けました。


そのことについて、少し記録を残しておこうと思います。


今回、認可外の機関で大枚を叩いてNIPTを受けたところから始まりました。

認可外なので13,18,21トリソミー以外も確認できるとのこと、少し欲が出て、ひと通り調べられるものにしました。


その結果、性染色体に陽性反応ありで、

45XO、つまり性染色体の欠損の可能性ありとでました。


聞き慣れない内容、調べてみると、99%が流産または死産となるらしいですが、運がいい場合は無事に産まれることもあり、低身長や卵巣機能に問題のある場合が多いなど、他にも合併症がある可能性があるとのことでした。

(無事出生される方の中には、モザイクといって染色体異常がまだらに存在する場合も多いようです)


そこで、羊水検査などを手掛けるクリニックに問い合わせると、中絶の判断もあるし、早い方がいいのでということで絨毛検査をすることに。


そこから本当に本当にいろんなことを考えて、

ターナー症候群についてとにかく調べました。



調べたら情報がいくつも...

今は本当に便利な世の中ですよね。



そもそも胎児の染色体には、

・100%異常

・モザイク(異常と正常の混合)

・100%正常

上記パターンがありえるそうで..


ターナーに関して言えば、

100%異常(45XO)の場合は流産死産となることも多く、出生した場合、比較的症状が重いことが多いとか、モザイク(45XO46XX混合)だったら、その割合にもよるものの、症状の重さは千差万別だとか。

もちろん、人生を通してホルモン治療や合併症の確認などフォローが必要だろうし、低身長で子供が産めないことが多いようでした。

他にも軽度の知的障害や学習障害を持つことがあったり、精神疾患になりやすい可能性があるとか、骨粗鬆症になりやすい、心臓や腎臓に奇形や疾患を持ちやすいことなどなど..


ですが、調べれば調べるほど、わたしは、絨毛検査の結果がどうであれ産みたいと思いました。


なぜなら、その症状のどれもが、生まれた時は一見健常である場合でも、起こりうることのように思えたからです。

むしろ、さまざまな可能性を視野に入れながら、フォロー体制を整えてあげられるなら、極めて早期に判明したことをポジティブに捉えることもできるのではないか、と。


女性として子供を産まないのと、産めないのとはわけが違うし、それは女性の人生にとってとても重大なだけに、そこに対する迷いは正直ありましたが、でも、それでも、それを理由に生命の選択をできるとは私には思えなかったのです。


これを理由に中期中絶をして、小さな体を目の当たりにしたら、後悔してもし切れないと思いました。


そんなこんなで、結果がどうであれ中絶はしないと決めて、挑んだ絨毛検査。

(思ったより痛かったのと、その日1日はズーンと下腹部が痛かったです昇天)



結果はなんと、胎盤モザイクでした


つまり、はっきりしませんでした。



絨毛検査は、胎盤組織を採取して、その中の細胞の染色体型を調べるものですが、少なくとも、胎盤がモザイク(45XOと46XXの混合)であるらしいことがわかり、胎児はどうなのかまではわからない、という結果でした。

(胎児も胎盤も同じ受精卵からできているけれど、細胞分化の過程でどちらかにだけ異常が出たりすることもあり、必ずしも胎児と胎盤が同じ染色体型を持つとは限らない)


結果を受けて、さらに胎児の染色体を調べられる羊水検査を受けるかどうか、決めないといけません。


ですが、調べる限り、胎児もモザイクの場合、たまたま採取した細胞が全て46XXで正常と出ても、実際はモザイクの場合があるなど、羊水検査でもなお100%確定はしないようです。


モザイクとなってくると話が複雑ですね。(ネットで調べた程度の素人のにわか知識ですがちょっとは勉強になった気がします、解釈が合ってるかはわからないけど昇天)


他の染色体番号の症例がどうなのかはわかりませんが、ターナーなど性染色体由来のものはどうもモザイクの場合が多そうな印象を受けた上に、すでに胎盤がモザイクなので、流産のリスクをさらに背負って何度もお腹に針を刺してまで羊水検査をするか、と言われると、やってもそこまで意味を見出せないかもかなぁ..と思っている今日この頃です。

(中絶を考えていないのでなおさら..)


それだったら、生まれてから調べてもらう方が確実でリスクも少ない気がするし..


妊婦健診自体は大きな総合病院でかかっているので、相談して、高性能エコーで事前に内臓の形などを診てもらえるのかどうか、産まれてからすぐに染色体検査してもらえるのか、とか、聞いてみたいなぁ....


出生前診断自体がすごくデリケートというか、反対派の方もいらっしゃるだろうから、そこまで協力的ではないのかなぁ...


相談してみるしかないですね。

次の妊婦健診までに羊水検査の是非は決める必要がありそうだけど、羊水検査はどちらにしてもなしでいいのかも。



でもここまで調べて思ったのが、

やっぱりこういう理由もあって、性染色体は認可施設では検査範囲に入れていないのかも、ということ。


つまり、本来調べるべきでないものだったのかもしれません。


生まれた時は46XXでも、加齢とともに性染色体が46XXから45XOになる人もいたりするらしく、性染色体って、ただでさえなんだか不安定なもののようにも思えるし、多少異常を起こすことは実は結構あって、その割合が一定のところを超えていなければ何の症状もなかったりするんだろうなと。


実際、無症状を含む潜在的なターナーモザイクはもっと存在するのではとも言われているようです。



ただ知ってしまうとモヤモヤしてしまうもの。


絨毛検査のさらに詳細な検査結果については待ちの状態なので、結果が大きくは変わらないながらもまずはそれを聞いて、

今後もあらゆる可能性を覚悟しながら、気長に構えて過ごしていこうと思います。



この夏、戦後80年ドラマとしてNHKで放送された、「八月の声を運ぶ男」がギャラクシー賞2025年8月度月間賞を受賞しましたね。


この作品は、重みもものすごいですが、余韻の残る、とても良いドラマでした。


本木雅弘さんと阿部サダヲさんの、お二人のお芝居がまたとても良かった。間や、動作、細やかな表情..流石としか言いようがないです。

石橋静河さんもとても良かったです。


ここからは、感想の中にネタバレを含んでしまうので、ネタバレは見たくない、という方はここで止めおいてくださいませ。





これは、伊藤明彦さんの『未来からの遺言 – ある被爆者体験の伝記』を元にしたフィクションとのことでしたので、そういった意味でのリアリティも感じるんですよね。

恐らく実際に伊藤さんが集められた録音と思われるものも流れるシーンがあって、内容にグッと胸が辛くなりました。



会社勤めを辞め、アルバイトをしながら被爆者の方々の声を集めている辻原(本木雅弘)。


人の紹介で九野(阿部サダヲ)と出会う。

被曝の影響による重い障害を抱えながら、ひとり孤独に生きている。


多くの被爆者の方々は、当時のことを話すことを拒む。もしくは、しぶしぶ話す。

なのに、九野は、話し過ぎるほどに話す。


当時のことを話している時は、吃音の症状もほぼ出ないぐらい、流暢に話す。


被爆した時のこと。7人兄弟の末っ子で、両親も兄姉もほとんどを原爆で亡くし、生き残ったただ1人の姉だけが自分の世話を焼いてくれ、20歳で白血病で亡くなったこと。


だけど、九野が話した内容に、ふとした綻び、思い違いにしてもおかしいなという点が見つかるわけですね。

そこから芋づる式に、家族構成の説明も、その生死も、全部事実ではないことがわかる。


ミステリー的な展開にグッと引き込まれる中で、ではなぜ九野は、事実ではないことを語ったんだろう?というところが気になります。


でもこのドラマの中では、その本当の理由は明らかにされません。それは史実でも同じように、わからなかったからだと思います。


人って、そうだよな、なんでそんなことするのかよくわからない、ってこと、わんさかあるよなって、そんなもんだよな、ってなんかリアルです。(実話が元だからでもありますが..)


こればっかりは、考察したところでご本人しか分かりません。


辻原が夢に見たように、長らく病床で自分と同じく孤独だった被爆者たちの声を聞きつづけた、辻原と同じ「八月の声を運ぶ男」だったのかもしれない、という解釈が、辻原らしい気がしたし、ドラマのタイトルと繋がり、ぐっと余韻を与えてくれました。


まぁ、本当のところはわからないながらも、

とにかく、九野という人の、"孤独"というものを、ひしひしと感じるわけです。

被爆者への差別もあった時代、きっとこの人は、両親や兄からも疎まれて、見捨てられて、ずっと孤独に生きてきたのだろうと。

実際のところは、辻原に話した嘘よりもさらに残酷で、理不尽で、辛く哀しい人生なのかもしれないと。


だからこそ、心の拠り所として、姉の存在を作り出して、自分を支えて生きてきたのか。

もしくは、自分が聞いてきた話を頭の中で繋ぎ合わせ、孤独の末に無意識に真実と化した、妄言か。

はたまた、自分の話を聞いてくれそうな人を繋ぎ止めるために、話を聞いてもらい続けることで孤独を埋めたくて、故意に話を盛ってしまったのか。


九野の言動に、人に話を聞いてもらえることへの嬉しさが随所に滲み出てるんですよね。

辻原と話している間は、孤独じゃない。それが嬉しくてたまらない、といったような。


この表現がものすごく巧みで、九野の複雑な心情が自然に、リアリティをもって伝わってきました。


それに耳を傾けて、感銘を受け、そして疑念を抱きながらも対峙する辻原の姿もまた、とても自然でリアルです。


お2人のシーンは、リアリティがあって、目が離せない、吸い込まれる。

間の取り方、凄すぎない..?(語彙力なさすぎて凄いとかそういう稚拙な言葉でしか表現できない昇天)


石橋静河さんのお芝居もまた絶妙で、とても素敵でした。


はぁ..見応えがあった.....


阿部サダヲさんという人は、狂気と哀しみの芝居をさせたら、右に出るものはいないと思います。


面白くて軽快なお芝居はもちろんめちゃくちゃ面白いのですけど、この人の真骨頂はそれだけじゃない、多面性というか、その複雑な表現にあるなぁって思う。悲しさとか切なさとか、ふと人間くさい部分が垣間見えるようなお芝居。



本木さんは、またこれ、なんか凄くリアルなお芝居されますね。お芝居って感じがしない、スッと入ってくる、自然で、本当にいる人の会話を覗き見てるような。


お芝居も見応えがあったし、

戦争の惨さ。

伝えていくことの大切さ、難しさ。

色んなことを考えさせられるドラマでした。