今日はノンアルコールビールの食品届の

手続きが完了した。


ヨーロッパからの輸入で

全部で10商品あったが、

輸入実績はなくすべて初回品であった。


昨年末からこの案件の相談があり、

事前に原材料表(イングレ)と

製造工程表を入手しており、

検疫所から問われそうな点を

ピックアップして確認はしていた。


ヨーロッパから回答を得なければ

いけないので、

確認事項の確認が取れるのに

時間はかかったものの、

営業と業務で連携がうまく取れたし、

お客様も焦らずじっくり

準備していたよう?なので

こちらとしても焦らずやれたのは

助かった。


食品の場合は、基本的には

届出をFAINSというシステムで

行った後、電子添付で

製造工程と原材料表を送り、

内容を検疫所職員が書類審査をして、

何の検査を行うべきか指導をされる。


その指導に基づき、

検査の依頼を厚生労働省に登録されている

登録検査機関に対して行う。


ノンアルコールビールは、

アルコールではない普通の飲み物なので、

「清涼飲料水」というカテゴリーに

分類される。

(ノンアルコールビールの場合、

発酵工程があったりするので、

酒税法上のアルコールにあたる

1%未満で間違いないか、

確認する必要がある)

※アルコール類、乳製品系、粉末清涼飲料等

 除く


このカテゴリーには

ほとんどの飲料が分類されるが、

「食品、添加物等の規格基準」

(昭和34年厚生省告示第370号)

に個別規格が規定されており、

清涼飲料水の成分規格に

合致しなければ日本国内での販売は

許されない。



「清涼飲料水の規格基準」

https://www.mhlw.go.jp/content/000832226.pdf


その検査の指導が連絡書という形で

なされた後、

見本持出許可を税関に行い、

検体を抜き取る。


清涼飲料水規格は、

検査機関にもよるが、

だいたい抜き取りした日含めて

5〜10日ほどで結果が出て、

1品目あたり30,000円前後である

(ミネラルウォーター、りんご果汁除く)

※ミネラルウォーターは規格基準が

 厳しいので、こんな値段では済まない。

 (^_^;)


このほかに使用基準の厳しい添加物が

あればその検査もプラスされたりする。

(安息香酸、二酸化硫黄など)


先月下旬に抜き取り、

ようやく今日結果が出て

全て規格基準適合だったので、

合格して届出済となった。


あとは、予備申告を既に済ませており

税関検査になることが確定しているため、

検査で問題なければ、

輸入許可となる見通しだ。


輸入終わったらそのノンアル飲みたいと

思ったが、既に予約完売とか⁉️


がんばったのに〜😭


ダリアン


ノンアルコールビールのイメージ


※写真はもちろん今回関わった商品では

 ございません。