「カーテンコール」


兄 雷光に斬られ、黒我聞を奪われた雷鳴。

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傷が癒えてないにもかかわらず、病院を飛び出す。

偶然居合わせたのは、病院を巡り雷鳴を探していた
雷光の子分、目黒俄雨。

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「雷光さんは、あなたを守るために叔父さんたちを殺すしかなかった」

清水家の過去の真実を知ってもらい、
雷光の誤解を解くため、雷鳴を探していたのだった。

しかし雷光のことになると、頑なに聞く耳を持たない雷鳴。

「証拠はない。だから僕の死をもって真実にするーー」

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「清水家は、私にとって決して誇れるものではなかった‥‥」

口外すれば殺すという約束で
雷光から聞き出した清水家の過去。

* * *

自分の力をもって、人を助けたいという理想をもつ雷光は
清水家の在り方をめぐり、母であり当主である光輪と対立する。

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「我々はあくまでも隠と表の境にあって均衡を見定めるだけだ。
雷光、刀は裁いて殺すためのもの。決して人など救えると思うなよ」

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何もせずただ世界を傍観しているだけの清水家を、
正しい在り方に改革したいという叔父、伊肋。

「真に助けを求める人のために刀をとって何が悪い?
隠だろうが、表だろうが、正しいことのためにこの力を注ぐ。
それが清水家の人間として、現代に成すべきことなんだ」

母の清水家当主としての言い分も正しいと思いつつも
叔父の思想に共感してしまう雷光だったが‥‥

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叔父 伊肋が起こしたのは、清水家クーデター。
光輪を当主の座から降ろそうとする。

叔父の本音は、清水家当主の座を光輪に奪われたことによる僻み。
理想を掲げながら、清水家の侍が欲するべきでない
森羅万象を手に入れて、更なる力を望んでいた叔父。

我を失い襲いかかる伊肋から、雷光を庇い斬られる母 光輪。

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「白我聞を取れ。それがお前の使命だ。
雷鳴を頼むぞ、雷光‥‥」

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信じ慕っていた伊肋に裏切られ、両親を殺された雷光は
白我聞を奪いにくる反対派と伊肋を全滅させる。

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何も知らない少女だった雷鳴。
雷光が叔父を殺す現場を見てしまう。

(こんな欲に汚れた真実を知らせてはいけない。
汚いものはすべて僕が飲み下してしまおう‥‥)

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「俺は灰狼衆に入るよ」

そして雷光は、すべてを背負って雷鳴の前から姿を消した。

* * *

俄雨から真実を聞いた雷鳴は、もう一度雷光に相対する。

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「雷光が思ってるほど、私は弱くない!
私は雷光に全部背負ってもらうほど、弱くなかったんだ!!」

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「母さんも父さんも、叔父さんも好きだったよ!
好きだったけど、同じくらい兄さんが好きだったんだよ!!
どんだけ私馬鹿なんだよ。畜生!」

ようやく和解する兄妹。だが。

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過去の誤解は解けたが、灰狼衆への忠誠心から
秘術「森羅万象」に関わろうとする雷鳴と対立する雷光。

「私は森羅万象をどうこうしたいわけじゃない。
秘術をどうするかは、壬晴自身が決めることなんだよ!」

「ならばもう迷うまい。終わろう‥‥」

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とどめをさそうとする雷光の前に立ちはだかり、
雷鳴を庇って、代わりに斬られた俄雨!!

「ごめんなさい、約束を破って。これで終しまいにしてください‥
もう何も憎み合うことなんてないじゃないですか。
家族なんですよ? 決まり事も立場も投げ出して、
兄妹でいいじゃないですか‥‥僕はただそれだけ‥‥」

本当に死をもって、清水兄妹の仲を取り戻した俄雨!
(死んでないけど)
なんて健気な子なの~~~俄雨ってば!!!(涙)

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ただ一人の友を斬ってしまった雷光。

「信じた道をひたすら進みながら、巻き込んだ大切な人たちを
次々と傷つける私を蔑んでいるだろうか‥‥」

「俄雨さんは誰よりも雷光を慕っているよ」

雷鳴の言葉で涙を流す雷光。
首領を助け、理不尽な世の中を正したいと願う
俄雨の望みを叶えるため、灰狼衆に残ると。。。


とても長くなってしまった。ふぅ。
大変な兄妹でした。俄雨くん助かるといいですね。