子宮外妊娠発覚から手術まで①(基礎体温と今までの経過~総合病院紹介まで)
の続きです。
タクシーで向かうこと10分
10:40
家から徒歩5分の総合病院に着きました。
一応紹介状を持っていたのですがちゃんと受診出来るかわからなかったのでタクシーに乗る前に、予約センターに確認をしてました。
「普通に予約すると三月になっちゃいますけど子宮外妊娠の方は急を要するので11時までに来てください。腹痛とか出血とかはないですか?」
急を要する…やっぱりどこもそんな感じなのかーと思うものの、腹痛も出血もないしであまり自分の中では大変なことと感じておらず。
ショックは受けていたものの、のほほんとしつつ、初診受付へ。
この段階では来週手術かな~それなら週末結婚式行って準備してバッチリじゃん~と軽く考えていました。
「産科ですか?婦人科ですか?」
と聞かれ、子宮外妊娠の疑いがあるんですけどどっちになるんですか?と聞いたら
「妊娠5ヶ月以上が産科です。今回は婦人科で、しかも子宮外妊娠ということなので早めに受診できるように伝えますね」
受付でもこんな風に言われるなんて、そんな大事なのか…?とまたしても疑問
婦人科受付へ。
「今日混んでるので初診の方は11:30から受付なんですよー。なので、いつお呼びできるかわかりませんー」
と言われ12:00のところをぐしゃぐしゃと消される
この時間で10:55
思い出し涙をしながら、姉や友達にも子宮外妊娠の疑いがあると報告。
またGoogle先生に色々聞いてみたところ、子宮外妊娠には切除する方法とホルモン治療する方法とがあるのか…ふむふむと勉強。
それでも余ってしまった時間を持て余して読書←だいぶ落ち着いている
その間にガーガーって音がするから何かと思ったら頭上にカルテが走ってる
大きい病院はすごいなーと感心しつつ。
産婦人科併設なので横にはお腹の大きい妊婦さんもいれば子連れもいる。
でもそれに対しても負に感じることなく、無。本当に無になっていました。
ここ何ヶ月かの中では感じたことのない無。
12:30
そんな中呼ばれて診察室へ。
歳も50代であろう男性のお医者さん。
「あぁ、あの(不妊クリニックの)先生のとこで見てもらってこの診断ね、どれどれ…」
「クロミッドを飲んで左右ともに排卵、その後妊娠陽性反応あり。HCGも880あった、と…」
「しかし」
「しかしって(紹介状に)書いてあるね、20日…あれ?今日?HCG1990あったものの子宮内に内診所見なし、右卵管に胎嚢着床が見られると思われるが確認してほしい、とね。なるほど。とりあえず内診してみよう」
ということで内診台へ。
「僕の目だけだと節穴になる可能性があるからもう1人若い先生の目も借りるね」
と言われ、20代後半くらいの女性のお医者さんも加わって二人で内診。
まず指を突っ込まれ、右の方をグリグリおさえつけられ、痛い?と聞かれる。
そりゃ違和感はあるけど別にそれで何かしら痛いわけではないと答えたら、そうか痛くないのか…と腑に落ちないような声(笑)
エコーを入れられてグリグリされて、やはりクリニックの先生と同じところでエコーが止まる。
卵巣がこっちにあるから、そうだねこれが胎嚢だな。
結構大きくなってるねぇ。
ちょっと出血も始まってるなぁ。
そんな声を聞きながら内診終了。
胎嚢の大きさまでは覚えてないのですがたぶん10ミリくらい?
ちゃんと育ってました。
ちゃんと胎嚢見えてました。
赤ちゃん育ってました…
そして診察室に戻って先生の所見。
「あの(不妊クリニックの)先生は大学病院で何年もされてた方で有名なんだよね。その先生が見て子宮外妊娠だと判定して、僕達2人の医者も今、内診して子宮外妊娠だと判定しました。3人の医者の目があるので間違いないと思います。」
「まだ破裂するまでに至っていない初期の段階です。この時点で見つけられたことは本当に幸運、今日手術であれば腹腔鏡で右の卵管切除することができるので傷もそこまで残りません。」
えっ
卵管切除
自然流産のような感じで流れる可能性もあるとか薬で治めるようなことお聞きしたんですけど…と聞いたら、
「ここまでしっかり育ってたらその可能性は少ないね。それに、このまま何日か放置するのは本当に危険だよ」
土曜に友人の結婚式があるんですけど…と聞いたら、
「友人の結婚式より自分の命が大事でしょ?このままもし卵管破裂したら死ぬ危険性があるんだから」
死っ…
「少なくともあの(不妊クリニックの)先生がすぐ行きなさいって言ったから来たんでしょ?つまりは早く行って緊急オペをしないと危ない、と判断してくれたんだよ。その先生の判断は間違っていない。このまま入院して今日にでも手術するべきだと思うよ。今日を強くおすすめする。」
そうなんですね…
「ここからは手術室があいてるかどうかと病床があいてるかどうか、という話になるから…とはいっても今日ねじ込むけど。色々検査を受けてきてね。あ、ちなみにいつ最後の食事した?」
朝から食べる気は起きずで昨日の夜食べたあと何も食べていませんでした。
「それならなおさら今日手術しちゃおう!夕方には出来るんじゃないかな~あとは病棟での話になるよ」
所見を聞いた最初の方から涙が止まりませんでしたが、途中から
これは思ったよりもヤバイやつ…
となって入院の意思を固めつつも、何日入院して何日安静にしてればいいかを聞きました。
手術自体初めてだし、入院もそもそも初めて…
医療保険確認しておいて本当によかった…
「とりあえず今日手術できれば、木曜か金曜には退院できるから、土曜は無理しなければ参加してもいいよ。」
との言葉をいただき、一安心。
この友達の結婚式は夫婦で仲良くさせてもらってるので、最初で最後の夫婦参加かもしれないということもあって、とにかく参加したかったんです。
もちろん誰よりもお祝いしたい気持ちもあるし
そして術後(入院後の)安静期間は1週間~2週間。
これは職場に伝えねばと思い、心にメモ。
そして最後に
「あ、手術するにはね、本人だけじゃなくてもう1人一緒に説明聞かなきゃいけないの。誰か来れる?お母さんとかご主人とか」
そこ大事なとこーーー
たぶん主人には話してあるので来てもらえると思います、と伝えて術前検査に向かうことに。
着々と準備が始まっていく中ついていかない心。
そして夫を呼ばないといけない、職場に報告しないといけない、入院するためにはなんか用意しなくちゃいけない、色々頭がこんがらがって待合室でひとしきり泣いて、おさまったのを確認して検査室のある1階へ。
この時点で13:00くらい。
さすがにLINEじゃ伝えきれないと思い、夫に電話。
話しているうちに泣いてしまいましたが、なんとか15時くらい目安に病院に来て欲しいと伝えました。
夫は努めて優しく
「わかった、俺の仕事のことは気にしないで大丈夫だから、すぐ行くよ。何度も言うけど自分のことを責めないようにね、ちまきは悪くないんだから。」
と話してくれ、一安心。
(後から聞きましたが、夫はこの時もらい泣きをしてしまっていたそうです)
その後職場の上司にも連絡。
「それ(子宮外妊娠)は確定なの?そうか…悲しいことだけど、あまり気を落とさないでね。体が回復するまでゆっくり休んでね。私も流産したことあるから気持ちはわかるわ…辛いわよね。また詳しくわかったら教えてね。こっち(職場)も10日以上休むことになりそうってことだから傷病休暇になるから診断書とか必要になると思うんだけど、またわかったら連絡するわね。来店予定とかは平気なのかな?あと、さすがにここまで来て入院になるのに何も話さないのはいけないかなって思うから職場の皆には伝えるね。」
アポは入ってないですけど、気がかりな方は何人かいらっしゃいます、とお伝えして仕事についても任せることに。
事情についてはお任せします、ご迷惑おかけします、とお伝えして電話を切りました。
連絡することは済んだので、とりあえず検査へ向かうことに。
だいぶ混乱してましたが、気持ちとしては判断がくだり落ち着いたような気がして若干スッキリしていました。
③に続きます
の続きです。
タクシーで向かうこと10分
10:40
家から徒歩5分の総合病院に着きました。
一応紹介状を持っていたのですがちゃんと受診出来るかわからなかったのでタクシーに乗る前に、予約センターに確認をしてました。
「普通に予約すると三月になっちゃいますけど子宮外妊娠の方は急を要するので11時までに来てください。腹痛とか出血とかはないですか?」
急を要する…やっぱりどこもそんな感じなのかーと思うものの、腹痛も出血もないしであまり自分の中では大変なことと感じておらず。
ショックは受けていたものの、のほほんとしつつ、初診受付へ。
この段階では来週手術かな~それなら週末結婚式行って準備してバッチリじゃん~と軽く考えていました。
「産科ですか?婦人科ですか?」
と聞かれ、子宮外妊娠の疑いがあるんですけどどっちになるんですか?と聞いたら
「妊娠5ヶ月以上が産科です。今回は婦人科で、しかも子宮外妊娠ということなので早めに受診できるように伝えますね」
受付でもこんな風に言われるなんて、そんな大事なのか…?とまたしても疑問
婦人科受付へ。
「今日混んでるので初診の方は11:30から受付なんですよー。なので、いつお呼びできるかわかりませんー」
と言われ12:00のところをぐしゃぐしゃと消される
この時間で10:55
思い出し涙をしながら、姉や友達にも子宮外妊娠の疑いがあると報告。
またGoogle先生に色々聞いてみたところ、子宮外妊娠には切除する方法とホルモン治療する方法とがあるのか…ふむふむと勉強。
それでも余ってしまった時間を持て余して読書←だいぶ落ち着いている
その間にガーガーって音がするから何かと思ったら頭上にカルテが走ってる
大きい病院はすごいなーと感心しつつ。
産婦人科併設なので横にはお腹の大きい妊婦さんもいれば子連れもいる。
でもそれに対しても負に感じることなく、無。本当に無になっていました。
ここ何ヶ月かの中では感じたことのない無。
12:30
そんな中呼ばれて診察室へ。
歳も50代であろう男性のお医者さん。
「あぁ、あの(不妊クリニックの)先生のとこで見てもらってこの診断ね、どれどれ…」
「クロミッドを飲んで左右ともに排卵、その後妊娠陽性反応あり。HCGも880あった、と…」
「しかし」
「しかしって(紹介状に)書いてあるね、20日…あれ?今日?HCG1990あったものの子宮内に内診所見なし、右卵管に胎嚢着床が見られると思われるが確認してほしい、とね。なるほど。とりあえず内診してみよう」
ということで内診台へ。
「僕の目だけだと節穴になる可能性があるからもう1人若い先生の目も借りるね」
と言われ、20代後半くらいの女性のお医者さんも加わって二人で内診。
まず指を突っ込まれ、右の方をグリグリおさえつけられ、痛い?と聞かれる。
そりゃ違和感はあるけど別にそれで何かしら痛いわけではないと答えたら、そうか痛くないのか…と腑に落ちないような声(笑)
エコーを入れられてグリグリされて、やはりクリニックの先生と同じところでエコーが止まる。
卵巣がこっちにあるから、そうだねこれが胎嚢だな。
結構大きくなってるねぇ。
ちょっと出血も始まってるなぁ。
そんな声を聞きながら内診終了。
胎嚢の大きさまでは覚えてないのですがたぶん10ミリくらい?
ちゃんと育ってました。
ちゃんと胎嚢見えてました。
赤ちゃん育ってました…
そして診察室に戻って先生の所見。
「あの(不妊クリニックの)先生は大学病院で何年もされてた方で有名なんだよね。その先生が見て子宮外妊娠だと判定して、僕達2人の医者も今、内診して子宮外妊娠だと判定しました。3人の医者の目があるので間違いないと思います。」
「まだ破裂するまでに至っていない初期の段階です。この時点で見つけられたことは本当に幸運、今日手術であれば腹腔鏡で右の卵管切除することができるので傷もそこまで残りません。」
えっ
卵管切除
自然流産のような感じで流れる可能性もあるとか薬で治めるようなことお聞きしたんですけど…と聞いたら、
「ここまでしっかり育ってたらその可能性は少ないね。それに、このまま何日か放置するのは本当に危険だよ」
土曜に友人の結婚式があるんですけど…と聞いたら、
「友人の結婚式より自分の命が大事でしょ?このままもし卵管破裂したら死ぬ危険性があるんだから」
死っ…
「少なくともあの(不妊クリニックの)先生がすぐ行きなさいって言ったから来たんでしょ?つまりは早く行って緊急オペをしないと危ない、と判断してくれたんだよ。その先生の判断は間違っていない。このまま入院して今日にでも手術するべきだと思うよ。今日を強くおすすめする。」
そうなんですね…
「ここからは手術室があいてるかどうかと病床があいてるかどうか、という話になるから…とはいっても今日ねじ込むけど。色々検査を受けてきてね。あ、ちなみにいつ最後の食事した?」
朝から食べる気は起きずで昨日の夜食べたあと何も食べていませんでした。
「それならなおさら今日手術しちゃおう!夕方には出来るんじゃないかな~あとは病棟での話になるよ」
所見を聞いた最初の方から涙が止まりませんでしたが、途中から
これは思ったよりもヤバイやつ…
となって入院の意思を固めつつも、何日入院して何日安静にしてればいいかを聞きました。
手術自体初めてだし、入院もそもそも初めて…
医療保険確認しておいて本当によかった…
「とりあえず今日手術できれば、木曜か金曜には退院できるから、土曜は無理しなければ参加してもいいよ。」
との言葉をいただき、一安心。
この友達の結婚式は夫婦で仲良くさせてもらってるので、最初で最後の夫婦参加かもしれないということもあって、とにかく参加したかったんです。
もちろん誰よりもお祝いしたい気持ちもあるし
そして術後(入院後の)安静期間は1週間~2週間。
これは職場に伝えねばと思い、心にメモ。
そして最後に
「あ、手術するにはね、本人だけじゃなくてもう1人一緒に説明聞かなきゃいけないの。誰か来れる?お母さんとかご主人とか」
そこ大事なとこーーー
たぶん主人には話してあるので来てもらえると思います、と伝えて術前検査に向かうことに。
着々と準備が始まっていく中ついていかない心。
そして夫を呼ばないといけない、職場に報告しないといけない、入院するためにはなんか用意しなくちゃいけない、色々頭がこんがらがって待合室でひとしきり泣いて、おさまったのを確認して検査室のある1階へ。
この時点で13:00くらい。
さすがにLINEじゃ伝えきれないと思い、夫に電話。
話しているうちに泣いてしまいましたが、なんとか15時くらい目安に病院に来て欲しいと伝えました。
夫は努めて優しく
「わかった、俺の仕事のことは気にしないで大丈夫だから、すぐ行くよ。何度も言うけど自分のことを責めないようにね、ちまきは悪くないんだから。」
と話してくれ、一安心。
(後から聞きましたが、夫はこの時もらい泣きをしてしまっていたそうです)
その後職場の上司にも連絡。
「それ(子宮外妊娠)は確定なの?そうか…悲しいことだけど、あまり気を落とさないでね。体が回復するまでゆっくり休んでね。私も流産したことあるから気持ちはわかるわ…辛いわよね。また詳しくわかったら教えてね。こっち(職場)も10日以上休むことになりそうってことだから傷病休暇になるから診断書とか必要になると思うんだけど、またわかったら連絡するわね。来店予定とかは平気なのかな?あと、さすがにここまで来て入院になるのに何も話さないのはいけないかなって思うから職場の皆には伝えるね。」
アポは入ってないですけど、気がかりな方は何人かいらっしゃいます、とお伝えして仕事についても任せることに。
事情についてはお任せします、ご迷惑おかけします、とお伝えして電話を切りました。
連絡することは済んだので、とりあえず検査へ向かうことに。
だいぶ混乱してましたが、気持ちとしては判断がくだり落ち着いたような気がして若干スッキリしていました。
③に続きます