私が19歳の時、親友が事故で亡くなりました。
そして、そう遠くない日に、元同僚の命のリミットが迫っていることを教えてもらいました。
なんで?なんで優秀で性格も良くて社会に必要とされている人が亡くなり、重大な罪を犯したり無価値な人がのうのうと生きているんだろう。
元同僚の話を聞いてから、ずっとずっと考えているのですが、答えが出ません。
命って本当に不平等なんですね。
私がボーっと生きている一日は、誰かがどうしても生きたかった一日なのかもしれないです。
どれだけ医学が進歩しても治せない病はまだまだ沢山あります。
普通に生きている。普通に暮らせている。ちょっと頭痛いなぁとか、今日は嫌なことを言われたなぁとかあっても、普通にご飯を美味しいと思い、普通に働けているって実はとてつもなく幸運なことなんですね。
昨日、残業を命じられてウンザリしました。
働かずお喋りしまくっている同僚にウンザリしました。
帰りの電車で揺れて人にぶつかってしまった時、舌打ちされてウンザリしました。
ただ、出勤時、お花が咲き始めていることにホッコリしました。
ランチに美味しい定食が食べられてホッコリしました。
残業後の帰り道、にゃんちゃんがあくびしながら駆け寄ってきてくれてホッコリしました。
私の日常は、取るに足らない平々凡々な日々です。大恋愛もしてないし、エルメスやシャネルを買う華やかさもないし、タワマンに住んでいるわけではない。
でも、本当にありがたい毎日です。
元同僚さんが、少しでも痛みなく、心安らかに過ごせるように願ってやみません。