右にはカクテルみたいな朝焼け。

左にはまだ群青が支配する夜。


始発電車に乗りながら見えた景色は
まるでSF世界のようでした。




そんな景色広がる車窓と

待ち受ける楽しい未来に興奮しながら

寝ぼけ眼にぼんやり浮かんできたお話。





 

静まり返った青に包まれ
取り残された輝く月には
なりたくないと思っていた
ひとりぼっちはいやだから

 

そんな時こそ思い出して
まぶた開いて見渡してみれば
光を纏った星々がいて
一緒に夜を照らしていること

 

朝と夜の狭間をかける
明日へ続く赤い列車
窓越しに見えた拓かれた未来
夜を飛び越えて
ぼやかした境界線
止まることなく進んでいく

 

 

広がりわたった青に隠した
瞬きかき消し咲く太陽には
なりたくないと思っていた
もっとみんなといたいから

 

そんな時こそ思い出して
もしもはぐれてしまったとしても
密かに見守る星々がいて
一緒に朝を迎えていること

 

朝と夜の狭間をかける
今日へと続く赤い列車
遠く手を振り後押しする過去

朝に追いついて
駆け抜けた境界線
止まることなく進んでいく

 

 

駅から見えた月夜と朝日
空のグラスに注がれて
新しい色生み出していく

 

朝と夜の狭間をかける
明日へ続く赤い列車
窓越しに見えた拓かれた未来
夜を飛び越えて
朝に追いついて
ぼやかした境界線
止まることなく進んでいく