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1人が寂しい、とても寂しいです。

 

彼との別れに大きく関係した私の病気が「音嫌悪症(ミソフォニア)」です。

 

 

 

  • 音が異常に気になって落ち着かない・イライラする
  • その場にいられないほどの嫌悪感を覚える
  • 憎しみに似た感情を抱く
  • 音を出している相手を攻撃したくなる
いつからこの症状が私に現れたかは覚えていませんが、18歳頃に特定の音に不快感を覚えていたのを記憶しています。
 
私の場合は、他人が鼻を啜る音、痰が絡む音がとても苦手でした。
1,2度ならそこまで気にしませんが、
何分でも、時には一日中傍でこの音を出されているとイライラとし、攻撃的になります。
 
このような症状があるため、事務関係の仕事など動けない仕事などは私には出来ませんでしたし、「変なことを気にする変な人」という扱いを受けたこともあったため人に相談など出来ませんでしたし、病気であるという認識もありませんでしたので、このような病気を持っていることが恥ずかしく、触れたくもなかったので、数年前までこの症状について調べるようなこともしませんでした。
 
彼は、
 
鼻を啜る、痰が絡むがほぼ1日続く人でした。
 
私、付き合った段階でこのこと伝えておくべきだったのです。だって付き合う前からある程度分かっていたのですから。
なのに、変な奴、付き合いにくそう、と思われたくなくて言い出せませんでした。はじめは何とか我慢できたのです。
けれど限界はやっぱり来たのでした。
 
一緒に少し遠出した日・・・
 
 
彼の出す音に強い不快感を覚え、それでも何も言えず、ただ私、黙り込んでしまいました。
何故突然不機嫌になられたのか、まったくわからない彼。
 
結局この日は私もただ黙ったことを謝り、彼も許してくれたのですが、(それから何か月か後になりますが病気について彼に説明はしました)
最後の最後までこの不快感は彼の中に残ってしまったのでした。
 
何故自分はこんな病気なのだろう。よりによって彼が私の最も気にする音をする人で、
そしてなぜ自分はもっと早く伝えなかったのか。
 
私も彼とのコミュニケーションを取ろうとしなかった、最大の心残りです。
 
あまり知られていない病気ですし、原因もわかっていません。治療法もわかっていません。
病気と言う扱いになるので医師の診断書などがあれば周囲の理解は得やすいですが、もし職場などに申し出る場合、上司や周囲の人に病気の説明をしなければなりません。
 
長期に渡って「変なことを気にする変な子」と思われていると感じていたため、いまだにこの病気を恥じています。なので、こうしてここに書くのも辛いことでした。ですので、なかなか自分から私はこんな病気で、と言い出すことが出来ません。
 
 
 
見てくださってありがとうございます。