何日か前にさり気なく、本当にさり気なく救急車のサイレンの音を聞いていた。
そしたら結構近くでサイレンの音が止まって、なんか嫌だなぁと思っていた。
今日、近所の人が亡くなったと聞かされた。
何年か前から自宅で寝たきりの生活を送っている人で、娘さんと暮らしている人だった。
今の所に住み始めてからずっとお世話になっていたので、何とも言えない気持ちになった。
その知らせを聞いた時、まず母の事を想った。
母と年齢が近いので、母が気落ちしていないだろうか、その事が気掛かりだった。
それと同時に、母が元気でいてくれる事の有難味も感じた。
昔から知っている御近所の方がいなくなって行く。
かと言って御近所の人は減ったという事はなく、寧ろハイツが建ったので増えたと言ってもいい。
でも新しくできたハイツの人達とは、挨拶どころかどんな人が住んでいるのかさえ知らない。
私が引っ越して来た時には、近所にどんな人が住んでいるのか、全員把握してたのに。
淋しいなぁ。