おそるおそる…ショウちゃんに対して全然不適切なことばなんだけど

司書の先生が出ていって
ショウちゃんがにっこり笑ったのをおそるおそる確認した僕はそのまま固まってしまった。



なに?
きれいでふんわり、
きらきらでシャープな微笑みって。



「さて、ふたりっきり、だね。
マサキ。」
「は、はははいっ⤴」

ほらまた声、裏返った。




「これで安心して…」
「え、ええっと、ショウちゃん?」

ぐぐぐってショウちゃんが近づくのは何度目?
ショウちゃんの手が僕に重なるのは今が初めて?

もう、MAX通り越して、僕、、、、、











「ほら、」
「ひゃ、ひゃいっっ」
「簡単な構文だけでいいから
ウサギの行動の何が問題だったかを書いてみて。」


構文?
ウサギの行動??

あ、英語のテーマ、、、



「とりあえず英語、キリをつけとこう。オレがマサキの代わりに書いてもいいけど…」
「い、いいえ、すぐにバレちゃいます。生徒会長のハイレベルな文章とか僕書けないってみんな知っていますっっ」


僕ひとりがやっぱり勘違いしていたのが
しかもやらしい方向だったのが恥ずかしくて
早口になってあわあわしちゃって、、、


「…マサキ、テンパって『生徒会長』に戻ってるなぁ、オレのこと。」


—つい、


ショウちゃんは自然に僕の顎を上に向けた。