「ちょ、カズくん声大っきい」
カズくんは僕の言うことをスルーして、なのにぱちん、とウインクして離れた、
……えっと。
ショウちゃんだっていきなり名前呼ばれて、僕のお守りを頼まれて、、、
ショウちゃんに悪いよ。
僕はどうしたらいい?てか、どんな顔したら…
「雅紀」
—え?
「雅紀、立ったままじゃ宿題進まないぞ。こっちにおいで。」
にっこり笑ったショウちゃんが
僕に聞こえる、それはつまりけっこう大きな声で
僕の名前を呼んでいた。
—かあぁっ
一気に僕の顔が火照った。
—どき、どきどきどき
一気に鼓動が大きく早くなった。
「さ、櫻井生徒会ちょぉ⤴??」
やば、声裏返った。
なんかアクセントも違ってた。
「ん?なんだい?質問?どこ?」
「え、ええと。ええと、、、、◎÷♪✕〜*=+!!!」
「あはは、何言ってるるんだよ。
もっとこっちきて落ち着いて話して。」
ショウちゃんが立ち上がって僕の手を取った。
ふわぁ…
なにこれ
ショウちゃんが触れたところから
やわらかくてあたたかくてとろけそうにあまい
感覚が僕にゆっくりしみこんでくる。