台本に書かれているおおまかなストーリーはこう。

楽しそうに友人と喋りながらの帰り道
自分の部屋で物思いに沈む高校生。
友人に電話をかけ、問題解決ができて笑顔の高校生。




……これじゃ情報が少なすぎるだろ、相葉くん。
もう少し詳しくしてみよう。


ショウちゃんの顔が近くにあって
ぼそぼそってつぶやきながら書き込んで、僕はどきどきしながらはいって頷いて

今僕が持ってるのが
櫻井生徒会長と直した台本…決定稿。
ショウちゃん、今頃何してるんだろう。
頭痛、よくなったかな。





「友人と楽しく喋る、かぁ。
、、、大野先生ーっ」
「ん?なんだ松本?」
「この友人って誰ですか?」
「中島だけど。」


松本くんが大野先生の側でなにかのオーバーアクションをしている。


「中島は撮影係でしょ。
演技と両立は難しいと思いまーす。」
「いや、あいつはカチンコ持ってるだけで…」
「だからオレ、中島の代わりをやりますよ。」





松本くんが大野先生に迫っているのだけど
、、、何言ってるんだろう?
ちょっと聞こえないんだよね。


「グッドアイディアだと思いませんか、大野先生。ハニー…相葉くんとオレなら同学年だし見た目も身長もぴったりだし。
いや、オレほどの適任はここにはいないなぁ。な、中島♡」