「えと、ふたりとも…落ち着いて、ね。」
「オレは、ハニーと、話したいんだよ。
二宮くん、邪魔しないで、くれるかな」
「ああ、そうだったんだ。ごめんね。
ワタシ、相葉くんの保護者なもんですからついつい。」

なんか不穏な空気が漂ってきて
どうみてもカズくんのほうが松本くんを、、、

「ね、もうすぐ生徒会の話があると思うから、ね、ね?」

とにかくふたりの間に入って、って僕が動いたら。


「…ムキーーーーっ!」



「「「ムキー?」」」

松本くんとカズくんと僕は顔を見合わせた。
なに今の

『ムキーーーーっ』

って?

一体何が起こったの?てか何今の声?って僕らはあたりを見回した。
他のひとたちも気づいたみたいで少しざわざわし始めてる。
ホールの中には集まってきたPV関係の生徒と、


「はーい、生徒のみんな、注目してねー♡」


メガホンを持った大野先生と岡田先生。


「生徒会から連絡がありまーす。」
……ジジジ…
「ムキーーーーっ」
「やっぱりこのメガホン、音量設定おかしいよな。ハウリングがすごいw
でも生徒たちを静かにさせるのには有効かもね。」
「サトシ先生、ボリューム上げすぎです。耳悪くなっちゃいますよ」
「そしたらおまえが診てくれるんだろ」



メガホンのスイッチを切ってないから
大野先生と岡田先生の会話丸聞こえ。
サトシ先生とかおまえとか、そんな呼び方してたんだ、あの二人。