ショウさんの言葉を聞くことができて
それはショウさんの決心と、僕を思ってくれる真っ直ぐな心。
大きな安堵感と
大きな信頼と
目の前のこのひとは僕の大事なひとで
絶対に変わらないもの…愛情。
全身で震えるほど確かめたい。
「ショウさん、、、」
抱きしめようとしたときのドアチャイム。
「誰?」
「ん、確認してくる。」
ちゅ、と僕のまぶたに
唇で触れて、ショウさんはモニターを見に行った。
「ごめんね、急に来ちゃって。」
ショウさんが玄関のドアを開けると
ミヤケオーナーが立っていた。
手には風呂敷を利用した大きめのバッグを持って、重たいのかふうって息をした。
ショウさんと、ショウさん越しの僕を見てにこにこっと笑って
「あ、上手くいってるみたいだね。そんなにお邪魔はしないつもりだから
ちょっとだけ話があるんだ。」
「ミヤケオーナー、わざわざすみません。
オレから連絡をしなくてはいけないのに」
「謝らなくていいよ。」
僕はお茶を入れるためにキッチンへ移動した。