「ヤターーーーーーー‼」

スマホから櫻井さんの声が響いてくる。
そんなに服を買いに行きたかったのかなって、櫻井さんけっこう子どもっぽいとこあるんだなって、
オレはほのぼのした気分になった。




「じゃ、雅紀。雅紀のところに迎えに行くでいい?」

「はい、でもココ、わかりますか?」

「あああ、わ、かるわかる。たぶん」





その日の出る時間と行き先。
だいたいを決めて


「おやすみなさい」
「おやすみ」


少し長めの通話を終えた。




『コレはどう?』
『おまえが選んでくれるんならOK』
『も、ちゃんと決めて、しょーちゃん。』





すごくいい気分で目が覚めた。
寝る前に話したからか、夢に櫻井さんがでてきたような気がする。週末の予行練習?

んなバカなって着替えてご飯を食べて。

足取りも軽く会社に着いた。