真っ白いシーツの中目が覚めて

…あ、こんな時間じゃん
すぐにサクライを呼ぶ。



「マサキさま、お時間ですよ。起きてください」

いつもならボクの名前を呼んで
その低音が心地よくて
しばらくベッドから出ずに楽しんでると

「マサキさま?」

分かってるくせに
ボクには触れようとしないで




「…サクライ、起こして」

「しょうがありませんね」


ベッドの上からのぞきこむように
ボクの顔をじっと見て

それから


「キスで起こされるのはお姫様と決まっているのですけれど」



…小鳥がついばむようなキス

ふわりと軽く
ボクの好きなサクライの香りが
唇をなぞる


それだけじゃもの足りないから

ボクの方から
サクライの首に両手を巻きつけて
逃げられないように
ボクの方から
柔らかな唇の中に
もっとちょうだいって



「マサキさま」

いちど離して

「お時間、なくなりますよ」

なんて言いながら
ニヤリと口の端で笑って
サクライの舌が
ボクのそれに絡んでくる。

―ちゅく。

…あ、ぅうん



「本日の大学の講義はお昼からになっておりますが?」

つぅぅっと糸がつながって
ボクのソコモココモ

「熱っぽいから午前中はここにいる。
サクライ、看病して?」


「してください、ですよ。マサキさま。」

サクライは
ボクの
専用の執事だから

「熱なんて体を温めればすぐに引きます。」

イチドオキガエヲ
ア、ココタシカニ

ソレデハシツレイシテ
マツサージデケッコウヲヨクイタシマショウ
ハンド
オーラル

マサキサマノゴキボウドオリニ








うふ、うふふ

サクライ、早くきて。
ボク、待ちきれないかもだ、よ。




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こんにちば
今日は隔月の定期検診日。
異常ナーシです。

久しぶりの執事サクライ(笑)
サクライ出てきてないけど(笑笑)
病院の駐車場から失礼しましたー。