柳緑 53

ハナマチの籬にはルールがあって、籬の中の人間が選んだもの、認めたものは生涯の相手になる。
それが「イイヒト」と呼ばれる。

それは籬側からのことで選ばれた方はそれに縛られる必要はない。
オレがついていくだけだ。




マサキを正式にオレの「イイヒト」と籬に伝え、マサキはここに来るのにフリーパスになった。
籬の先輩たちもマサキに一目置くようになったのか彼が顔を出しても何も言わなくなった。



マサキはいつも
「オレでいいの？ショウちゃんの邪魔にならない？」




上目遣いでそっと呟くマサキは可愛らしくてたまらなくなって
すぐに唇を近づける。





そんなマサキが
ベッドの上で切りだしたこと


「…ショウちゃん、あのね…」








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短くてごめんなさいっ

小出し？