「もう、何を言い出すのかってどきどきしたよ、カズくん。」
「まぁ、松本くんにはあんな感じでちょうどいいでしょ。あのあと『中学生のハニーもなかなかいいな。初々しくて』なんてwww
鼻水ぐしゅぐしゅの顔を初々しいってぷぷぷっ。」

カズくんは吹き出した。

「恋は盲目、って言うけど。」


それを聞いてて僕はちょっと後ろめたい気持ちになった。
松本くんは僕にちゃんと気持ちを伝えてくれて。それを断ったあとも今までどおりに接してくれる。
本当は僕に対して態度が変わってもおかしくないのに。



「…マーくん。シワ寄ってるよ、ここ。」

カズくんが僕のおでこをつついた。

「いらないこと考えてるでしょう。あれで松本くんもマーくんのこと、大切に思ってるんだから。大切の形は色々あるからね。」