昨日は息子のヘアカットの予定だったのに、

体調不良の子が多くて２週間後に延期されてしまいました。。

手術して片方だけ髪の毛を削がれたのを年末に丸坊主にして整えてから

あっという間にぼさぼさ頭になってしまいました。

でも毛量は相変わらず少ない

今日はお膝の上で眠っちゃいました。

重いので私の腰が更に崩壊しました

以上前置きでした。

ちょこちょこICUでの息子の様子は書いてたのですがバラバラしてて分かりにくいのでまとめてみます。

事故から2日後、息子は未だに薬で眠っていました。

痛み苦痛を取り除くためのモルヒネ、

頭の傷からの感染を防ぐ為の抗生物質、

脱水を防ぐ為の点滴、

体を動かして体温を上げないための鎮静剤。

沢山のお薬が息子に使われていました。

モルヒネを使っていると尿が出なくなってしまうらしく、尿道には管が繋がっていました。

頭には脳圧を計る機械と脳波を計る機械が付けられていて、脳圧はこの時がピークで高いと言われていました。

日に日に頭の骨のない部分は膨らんで頭の形は歪になり、顔は浮腫んで赤黒くなって、体重も１キロほど増えていました。

頭の傷口からは汁が染み出していました。

脳波は音や振動に反応して波形を描いていました。

まだ脳死ではない、意識はないけど、植物状態ではないんだと脳波をみて心を落ち着けました。

人工呼吸器からは一番高い濃度の酸素が送られていて、機械の音に合わせて息子の旨が上下していました。

吸引機からは未だに沢山の赤い血の混じった痰が排出されていました。

まだ肺水腫はひどい状態なのだと吐き出された物をみて怖くなりました。

心臓は自力で動かしていました。

一度は止まってしまったのに、いまは薬も使わずに動いている。

奇跡だと思いました。

なんて強い命なのだろうと。

心臓が動いているということはまだ脳幹が無事であると少しだけほっとできました。

息子の部屋は脳圧を上げない為に寒いくらいに冷やされていましたが、

呼吸器の音、心拍を読み取る機械の音が聴こえていると息子が生きていてくれていると怖くなくて、いつのまにか意識を失うように眠ってしまいました。

夜は病院からの電話がかかってくるのではとびくびく怯えて過ごし、

朝になって病院からの連絡がなかったことにホッとして息子のところへ向かう日々が続きました。

今日も生きていてくれた、ありがとう。

そのとき私達には息子の命を信じること以外にできることはありませんでした。

親なのになんて無力なのだとうちひしがれました。

息子の側だけが私の安心できる場所でした。

ICU①