泣きながらお別れしたあと
彼のお母さんは気を使って
少し上がっていったら?と
声を掛けてくれた。
でも寂しさと恥ずかしさと申し訳なさと
いろんな感情が入り混じったパニックで
逃げるように家を出てしまった。
それからバスに乗り
最寄り駅まで着いた時にハプニング発生。
遠距離の彼と唯一連絡が取れる手段である
携帯をバスの中に忘れてしまったのだ。
その時は命よりも大事だった携帯
彼と一生連絡が取れなくなってしまうと思い込んだ当時の私は
泣きながらバスセンターの事務員さんに探してもらうように頼んだ。
多分ドン引きされてたと思う。