ねぶそーく | りらっくまろう(・因・)

ねぶそーく

きょーは妹のお墓参りへ。


朝からテレビで映画おくりびとの話題。


フッと思い出した。

2年前の妹の葬儀のとき
お風呂に入れてくれて
ボディーシャンプー、シャンプー、コンディショナー
洗顔ホームを使って顔も体も髪の毛も洗ってもらい
親族みんなで旅立つ妹のために
足の裏を順番に洗った。
顔も剃ってくれた。

病気だった妹はお風呂に入るのも
めんどくさい..なんて言っていたから
今日は至れり尽くせりで良かったね
なんて心で伝えた。

こちらが持っていった
好きな服を着せてもらい
かわいくお化粧もしてもらった。
死んだときに傷ついてしまった場所は
何事もなかったかのように綺麗にしてもらった。

遺体なわけだから身体は硬い。
でも生きているかのように
やわらかく見えた。
いつもの寝顔。
起きてきそう。


そこまでしてくれた方々の
一連の動作や言葉遣いや
表情など本当に美しく
悲しい気持ちの中にも
心がホッとしたのを覚えてる。

ありがとうございますと
その時、心から思った。


なんて素敵なお仕事なのだろう、と。


それが納棺師というお仕事だったんだなぁ。



色んなことを言う人がいるけれど
私は素晴らしいお仕事だと思う。


出かける前に思ったそんなこと。