Everybody~アメリカ人はどうして「オ」を「ア」と発音するようになったか?8
このシェークスピア劇出版物が増えることで言葉が活字がどんどん大衆に浸透していきます。1648年の第一対戦前史、ユーロ殺戮大戦の宗教戦争に端を発した30年戦争の終結で英国も世界中でスペイン・ポルトガルがつばをつけてない地域の分捕りか合戦、
特産物の収奪、奴隷貿易での最低コストでのボロもうけ商売が軌道に乗ります。
英国社会の言葉の大衆化、労働力の不足で街活気を帯び早く書き、しゃべることが、
特に首都ロンドンを中心に劇的に書き言葉、しゃべり言葉の変化が始まります
ここから決定的に英国本国と北米の植民地との発音の乖離が急激に加速していくわけです。
後でも触れますが、今現在でも変わらないことで、英国の本国ではスコットランドであろうがアイルランドであろうが、北東部ウェールズであろうが、イングランド北中部であろうがイングランド西端部であろうが首都ロンドン周辺の発音を理解し彼らと会話が必用な
場合は通じるためにロンドン周辺の発音に近くように矯正、修正が常に必要で
あると言うことです
ロンドンのケースは東京以上の一極集中で、UK連合王国の総人口が約6千万人
そのうち約800万人がロンドン市内に在住。ロンドン首都圏古くはホームカウンティーと言われたこともある地域で、バキンガムシャー、ハートフォードシャー、サリー、ケント、バークシャーで約1千3百万人近い人口を擁します。
又、近年の鉄道、高速道路の発展でロンドン中心街まで2時間以内で行ける
大学都市、オックスフォードシャー、ケンブリッジシャー、ハイテクを誘致している
ウイルスシャー、エセックス、ウエストサセックス、ヘイスティング、ドーセット
など入れると人口1千5約万人以上
英国第3の人口を擁するバーミンガムも特急で1時間半程度、在来線や高速道路で
2時間半前後で行けます。ただしバーミンガム自体は独特な中部方言があるので
ロンドンの周辺の発音とは明確に違いますが、2位の人口マンチェスター約300万人と比べても首都ロンドンの影響力の強さがわかります。
何を言いたいかというと英国人に取って、現在米国が経済、文化で世界的影響力を持つ以前の時代北米植民地の発音など何とか通じればどうでも良いことでした。