差別を商売にしていた時代5
そして、我が日本。ここは推理小説界の大巨匠江戸川乱歩先生の小説を例に話して行きたく思います。
後に、明智小五郎探偵や少年探偵団シリーズで大衆売れっ子作家で印税ガバガバ
生活になる乱歩先生ですが、彼のノリノリの最盛期は大正時代から昭和の第二次大戦前あたりです。
70年前からそこらあたりです。
余談ですが、我が日本語特に現在の首都圏地域の言葉~江戸弁というのか、東京弁と言うのか、江戸時代から300年前後、今でいう流行語大賞ではありませんが、単語の変遷や使い方の違いはあれどほとんど変わっていないそうです。
特に発音、アクセントはほぼ同じ。これは世界的に見ても非常に稀有なものです
例えば、英語、1600年代の中盤から本格的に大量の英国移民が米国に向かうわけですが、今でも歴然と英国と米国(地域差があるとしても)の発音の違いの
大きさというか、米国が古い英国式発音を保持している。
一方、日本語の場合1800年代末の明治の後半のレコード録音や、第二次大戦での
東條首相の開戦の訓示など70~100年前でも字幕の必要も全くなく
特に東條首相の演説など今の国会でやってもそんなに違和感(若干軍人っぽい
口調ですが)がありません。
従って、70~100年前など本当に最近のようなものです。
この乱歩先生、外国の推理小説を翻案し、日本に置き換えたり、今で言うリメークですか、米国のハリウッド版の「リング」のようですね。緻密な推理小説
を書くかと思うと。
多重人格、変装、別人になりきり、エロの総合商社のような何でもアリを展開していきます。特にエロでは、SM好き、覗き好き、ストーカー好きで危ないったら
ありゃしません。