三国間、まれにそれ以上の為替、クロスレートとは? 1
確かに、米ドルは未だ国際基軸通貨の旗を下げていないので米ドル以外の通貨の上下や円換算もドルを介して見るのは参考としてはいいでしょう。
ただ、トレンドなどを読むとき(日本の経済紙や経済記者や学者は本当に知らないのか?わざと意地悪をして煙に巻いているのか?)この安易なやり方は
余りお勧めできません
まず、米ドル ペック地域=米ドルに自国の通貨を連動させて為替の安定や
信用を上げようとしているところ、
アジアなら、中国元、香港ドル、実質ペッグは台湾元、シンガポール ドルなど。
アフリカなどはもジンバブエが内戦や政情の不安定でハイパー インフレを
起こし米ドルにかえてしまいました。
中米ではパナマやエルサルバドル、エクアドルが米ドルを使用。カナダも独自制は保ってるいるもののNAFTAや隣接するので影響は避けられません。
メキシコ以南は実質米ドル ペッグ地域と考えざるえません。
この米ドル基軸体制に一矢を報いようとしたのがドイツ。ユーロ統一通貨導入直前旧共産国の東欧諸国実西独マルク(東独もマルクだった)のペッグに追い込まれていきます。
これ異論をはさんだのが英国のポンドとロシア及び(ルーツが同じと言われる)
ベラルーシー、ウクライナ(の一部)当たりだけでした。
フランスを説き伏せてユーロに参加させた独は第二基軸通貨を狙いましたが
結局、現在沈没しています。
20年デフレだ、景気回復しないと内外で叩かれる我が円も世界の大手通貨の
中で独立性は非常に検討していると思います。
英国に対抗してユーロ導入したアイルランド共和国は一旦ほぼ国家破産。借金チャラにしてもらった現在のユーロ不安。
アメリカの厳しい“脅迫”で秘密口座の公開に踏み切ったスイスは集金力の低下で
あの小国のスイス フランが国際決算通貨なんぞ笑ってしまっていたのですが
完全に凋落します