第2次中南米争奪戦~やっぱり欧米か 6
かつて、フォークランド紛争で争った、英とアルゼンチンですが、この英国の投資と密接に関係しておりアルゼンチン沖孤島を英国領にし軍事拠点にもしてます。
アルゼンチンに大量の英国人が入り込みます。そしてブラジル。ここもアルゼンチンをなぞったように英国投資が増え英国人が移住してきます。
これに合わせて欧州の移民新世代がスペイン、ポルトガル人に加えてアルゼンチンではイタリアや東欧から、ブラジルでは独語圏のユダヤ人が大量に移住していきます。
その後、やっと南北戦争も終わり、産業革命も導入した米国は国外の利益を遅らせながらもブン取る方向に目を向けます。
手始めにテキサスをメキシコから、プエルト・リコ、キューバなどをスペインからぶんどるためにモンロー宣言などで、欧州各国は中南米諸国に勝手に介入するなとぶち上げます。欧州というかスペイン、ポルトガルが後退していく中で
英国が対象だというのは見え見えなのですが米国が執拗にアメリカ大陸上から下まで俺らの影響化にあると大きくアピールします。
余談ですが、同時期にスペインからグアム、サイパン、フィリピンなどぶんどるなんぞ、相手の弱みに徹底的に付け込めと言う欧州白人文化の伝統をきっちり
継承しています。
従いまして、ベースはスペイン、ポルトガルの為政者影響で、産業革命後英国の大規模投資を受け、現在では強大な軍事力を伴う米国のビジネス侵略に現実支配されているということでしょう。
結局、英帝国の中東・アラブのような間接支配そして金と力(軍事)及び地理的距離の近さから米国が強引に割り込んで利権を得るが逆に中南米産麻薬の大市場に米国がなったり、膨大な不法移民が米国を悩まします。
もう一つの勢力はいろいろ活動しますが共産主義(コミュニズム)が根ずいたのはキューバ位で。やっと大量のソ連のスパイに牛耳られていた米政府もやっと気ずいて意地でも中南米に共産主義をもちこめさないようにしたわけですが、これが又中南米各国での軍事政権やクーデターの頻発など政情の不安定さに拍車をかけます。