第2次中南米争奪戦~やっぱり欧米か 5
フランス革命が結局、内部抗争の内ゲバに明け暮れていたのが庶民にバレて、軍人でシチアリ出身である、フランス領なのかシチリア領(まだイタリア統一はできていない)なのかわからないというナポレオン ポナパルトが軍事で頭角を現し遂には共和制を支持していた民衆も帝政(皇帝)のナポレオンを支持し、欧州制覇に進んでいきます。
スペイン・ブルボン朝に侵攻します。
中南米の独立機運が高まります。、ナポレオンがまさかの英国軍を中心にした連合軍に敗北
2度の島流し後、仏本国では又王政復古がおこります。
この間隙にブラジルは1822年に独立を果たします。
王政復古が1848年の2月革命で行き詰まるとナポレオンの甥ルイが大統領に就任して、更に帝政の復活、皇帝となります。
彼の時代にメキシコ出兵などが起こり続々と旧スペイン領が独立していきます。
この1800年中盤は仏の自滅というか、メキシコ出兵失敗で撤退。スペインのブルボン王朝掃討(仏もブルボン家)失敗。仕上げにプロイセン(現独の最有力国)
との普仏戦争での敗北。叔父と違い戦争の弱さ(彼が主導でなく軍を追認したとしても)を十分に発揮します。プロイセンに幽閉され何とか英国に脱出、亡命します。
ここも英仏はおかしくて、あれだけ戦争やってるのに反現体制派は亡命を受けます。
この仏の自滅で英はインドを支配しシナ大陸の香港から仏租借の広東まで勢力を伸ばし巨万の富を手に入れます。
更にこの時期産業革命は完成機に入る大幅な機械化と軍事増強に成功します。
これがビクトリア朝での大全盛期で日の沈まない国と言われるゆえんでした。
中南米に関してはスペインの弱体化に付け込んで、バミューダだバルバドスなんだという大西洋の諸島、カリブ諸島から中米の一部~ジャマイカだベリーズだなんぞを強奪。アンチル地域・諸島のオランダやハイチなんぞのフランスを圧倒してぶんどるわけです
南米に関してはアルゼンチンブラジルにターゲット絞ってエネルギー類の輸出入や牧場経営、穀物や牛肉、コーヒーなどの利権を抑えていき、金融保険なども現地人に売りつけていきます。