果てない夢と金を追いかけてアジアの迷惑人民共和国 8
ここで、お決まりの清の西洋列強の分割の話に巻き戻さねばならないのですが
シナ大陸は広大で、長い時系列を費やし、かかわる国もドンドン
増加し、しまいには日米までからんでくるという複雑ぶりです。
ま~ものすごくざっくりまとめると
当然、欧州の奴らは西からシナへ向かうのですが、弱った死に体のスペイン、
ポルトガルの古いアジア拠点をけちらして、英仏が東南アジアからシナ大陸の
西、西南を荒らしていくのが1700年末あたりからです。
オランダは英仏と比べ人口も少なく軍事力も劣るので貿易での利益で
稼いでいましたが、インドネシアの資源だけは捨てませんでした。
清に関しては征服して100年余り、南部の食料事情や流通が発展したため
爆発的な人口増加がおこります。今までは内乱、隣国の侵入、小中国の謀反、
反乱など戦が起こると人口が激減しかつ、こいつらは負けた方は老人、女
子供まで皆殺し、略奪が終わると街は破壊か放火して徹底的になかったことに
するので人口調整になっていました。
ここで、食わねばならなくなり、清王朝も不承不承一部の外国との交易を
黙認することになります。
この突破口を狭猾で老獪な西洋人に楽々こじあけられてしまいます。特に
英国は当初、茶だの陶磁器だの骨董品が輸入超過で代金の決済の銀が清に
すいこまれていきます。これを打開したのが悪魔の所業。ソフト原爆投下的
な犯罪。大英帝国のネットワークを駆使したサタンとその従者たちです。