EUの将来、結局英国が勝ち組なのか 2
第二次世界大戦での疲弊、植民地も次々と手放し、一方国内では労働党
政権の超高福祉政策で斜陽の帝国と揶揄されていた英国は、1970年代に
入ると、強固な労働組合などもガン無視して、国営企業の民営化、売却。
主として金融、証券、保険(主にアメリカ資本ですがアラブのオイルマネー
も進出していきます)などの外資導入などで、鉄の女サッチャーが
経済建て直しを図ります
ここで米のウオール街と英のシティーの結束が強まり、表面上はイスラエル
に気を使いながら裏でアラブのオイルマネーを呼び込みます
外交は得意の2面外交でEC(EU)に籍をおきつつ言葉が同じの
米国との経済、軍事関係を密にしていく
元々英国はユーロに入る気もなく、島国のため税関での入国審査で
いくらでもEUから入る人間を制限できると踏んでいました
実際、大陸からの麻薬や薬物の監視強化と言う名目でEUの人の自由化
が解禁されてからも厳しい入国検査をやめなかったので報復で
通常EU内の飛行機の通関ではパスポート チェックないのですが、仏独が
英国便だけは全て入国審査を厳格化すると言う事態に発展します。
更に2002年にもユーロがスタートする手前、各国の通貨危機、これは
アジア諸国から遂に英ポンドも、一説によれば英国籍を持っていたジョージ
ソロスを中心にしたファンド グループの大量なポンド売りにあい、
ポンドの大暴落が起きます。これが決定打になって英国は正式にユーロ
不参加を決定します