知らざれるフランスのアメリカ植民~Nouvelle France 1

なぜか、フランスがアメリカ、北米大陸の広大な土地を所有していた

ことがほぼなかったことになって、せいぜいカナダのモントリーオール

を中心にしたケベックだけが認識されているのがフランスとカナダ

以外の人々の認識かと思います

英国と競うようにフランスも1541年に北米拠点を置きます

ニューファンドランド島、カナダの大西洋沿岸の島と対岸にある

ラブラードル犬で有名なラブラードール半島この一帯を英国や

スペインなどが拠点作りをしていきます。

もとは、10世紀前後から今のノルゥエー人や北欧人の漁師が

遠洋漁業で来て散発的に住んでいたと言われていますが本格的には

1500年代前~中盤からこの島および半島を拠点として南下して行きます。

中南米植民地争奪戦で完全にスペイン ポルトガルに後れを取った英国は

北米占領に闘志を燃やしニューファンドランドを王領とし駐兵まで

して拠点作りに励みます

ここで、フランスもまけじとばかり英国の後を追いかけるのですが、

良好な土地は既に英国に押さえられる、周辺もスペインやオランダ

の出先がある結果、ニューファンドランド島の南端と若干奥部でこの島の

北側にある未開地のラブラドール半島を押さえるしかありませんでした。

彼らは、TerreNeuve~英語で言うとNew Territory~新しいテリトリー

と名づけ、Nouvelle France New Franceと言って占領地を

拡大しようと試みます

英国もボストン周辺辺りをNew England, オランダからかすめとった

マンハッタン島をNew York, ハドソン川対岸をNew Jersey

やってるんでにたようなものなのですが、1400年代末から1500年代

初頭にスペインがカリブや中米地域をNuevo Espanol ~ New Spain

したのでこの辺のパクリかと思われます。因みに英国に取られる前の

蘭領ニューヨークはニューアムステルダム