プレミアムシップ(メジャー リーグ)と協会 9

ということで、米国、カナダ、メキシコ、日本のプロ野球、相撲以外での

人気スポーツ リーグでも協会、連盟加盟団体には大会への

参加門戸は全て平等で開かれると言うこととなっていました

ただ、無尽蔵にチーム数を拡大すると観客の分散化、運営費の増大で

協会自体元々会費と若干のスポンサーの支援。理事や職員もボランティア

で精々最低限の交通費や飲食代の請求、基本無給か安い日当などで

やりくりしていたため、実力別のクラス制、地域制に分けて、

入れ替え戦方式で上位クラスに昇格可能のシステムにしました。

しかしながら、米国のメジャースポーツは各種団体の競争で生き残った

リーグが優秀な選手と巨万の富を得るシステムを確立し、考えられないような

高年棒が支給される事態に陥ります。例えば、MLBは昇格での

登録補償で3~4千万(NPBも1千万円以上で驚きですが)、MLB

登録及び40人ロースター(昇格保有選手)の平均年棒が3億3~5千万円

NPBは一軍から3~4軍相当総計で平均3900~4000万円

MLBに当たる2軍を含めたクラスでは1億(オプション、出来高を除く)

以上と言われています。

この潮流で欧州や中南米のサッカーリーグの年棒も高騰して行くのですが

旧態的なクラブ経営では高年棒での経営破たん、経営危機が続きここを

打開するがごとく、イングランドで野球のMLBのようにトップ リーグ

を協会から独立させ、自主興業化、放映権などの独自セールス、各クラブへの

ミカジメ料(コミッション)額の緩和など大規模な営業戦略の転換を

図ります。これで国内外の有力選手を囲いこみ、大型スポンサーや外国人

オーナーの承認などです。

一様、入れ替え戦を存続することで、可能性的には協会加盟全チームに

トップのプレミア リーグに参加できる可能性はできました。

翻って、Jリーグ、全国100プロチーム構想や代表強化のためのプロリーグ化

などをテーマに参加チームを膨大に増加させていますが、近接地域でのファンの

分散、多すぎて認知度が上がらない、プロレベルの低下などの危惧されて

欧州型の旧態の運営方式はかなり厳しい状況になっているのではないかと感じます