本国と旧植民地、旧領土との関係、日本の断絶感 13

もう一つの流れは、気候の良いアフリカの中南部~南部地域です。

この辺りは、アメリカ大陸に進出するために沿岸部は寄港用に

港を開いたりしていますが、奴隷貿易のための奴隷調達の

戦法を担ぐオランダが内陸部まで調査をし、なんと

オランダと親和性、民族性が高いベルギーもちゃっかり進出

したりします。

この地域で宝石類の鉱山や鉄鉱、鉱山物の資源が豊富だと

分かると英国が民間の探検団を援助したりと本格的な調査に乗り出します

ここで、一攫千金を狙う荒くれども、、山師がこの地域を目指していきます

あらかた、英国内のあぶれどもの移住は成功し、人口問題も沈静化に

向かうのですが、ここで、合邦地域のアイルランドの悲劇が

起こります。1700年末から1800にかけ天候不良、食物、

特に主食のジャガイモの不作から大飢饉が起こります

ブリテン島内での吸収も厳しく、オセアニア、南部アフリカへの移民も

一段落しどうするんだ!と言うタイミングでミラクルが起こります。

この時代、ナポレオン戦争での賠償金の捻出のためフランスが中部地帯をほぼ二足三文で米国に売却します。

これに味をしめた米国はスペイン領のフロリダ、テキサス更に中部

からカリフォルニア全般の西海岸地域まで時には武力を十分に

駆使して領土を併合していきます。

ところが、ここでゴールドラッシュ、金や砂金の鉱山が次々に発見され

アイルランドのみならず欧州中からの移民が殺到します。

勿論、食いあぶれたもの、一攫千金を狙う米国の従来の移住者も

ドンドン流れ込んで行きます。

当然、スペインもこの広大な地域を全てコントロールできたわけでもなく、ある程度、原住民のインデイアンの各部族の生活には干渉していませんでした。

ここに金に目がくらんだ白人移住者がどんどん侵入してくるわけで、

又、原住民対先住民の抗争が再度繰り返されるわけです。移民側も正式な軍隊を動かすわけもいかなく、若い屈強で好戦的な移民はいくらでも歓迎する状況でした