本国と旧植民地、旧領土との関係、日本の断絶感 11

この所謂、独立戦争での米国の13州植民地の移民社会にも大きな

影響を及ぼしました。

英国からの移住者のなかには、当時でも世界最強の海運、海軍国の

英国国民であることに誇りを感じ、国際的なステータスを感じてる人々が

少なからずいたと言うことです。

特に直轄植民地は英国人であると言う意識が非常に強かった。

又、長い植民、大型農場を経営している南中部~南東部は代々の英国王

の名前を地名につけており、Maryland, Virginia, Georgia, Carolina, Jamestown

にも分かるように英国本国の資本が大量に投入されて本国との

関係が非常に強固でした。

彼らの中でも富裕層は子弟を本国のオックスフォードやケンブリッジ

に留学させてり、文学にしても、非紋字(The Scarlett letter,

アンクル トムの小屋、風と共に去りぬなどは完全に植民地の光景を

描いた小説であり、南北戦争後までなかなか米国独自の文学と

言うのか発展しなかったわけです(この反動が今になってハリウッド

やら何やらアメリカ=世界のように喧伝しだしたのでしょうか)

と言うことで独立戦争中でも英国国民でいたい人達は王党派~Royalist

と言う集団を結成します。これも日本の世界史授業では何事もないように

サラっとスルーしていますが、GHQ的には黒歴史なんでしょうね