英国の3C政策プロローグと香港の光と影 4

インドからタイ、ミャンマー辺りはケシや麻などが取れる地帯で

これを何とかできないかと考えていました。

現地の人間はこの葉を塗ったりして痛み止め替わり

使っているのが英国人に知れると、当初は医療用として

欧州に輸出していたようです。

ただ、この葉を乾燥させて煙草の替わりに吸うと非常に

トリップした感覚が得られ、常習性、依存性が高まる事を知った

英国は何と広東を介してシナ大陸にアヘンを売りまくる

暴挙に出たわけです。

自国植民地のアヘン生産での利益、常習者への継続的な販売

利益、更に麻薬に依存した清そのもの弱体化で清を

わがものにする。

この効果と利益は絶大で清の本丸紫禁城にまで蔓延し

皇帝に近いものまでもアヘンに溺れるものが出始めます。

又、当時英国と清の代金決算は銀で行われており、大量の銀が

清から流出することになります。

因みに、現在でも銀の最低限を補償する単位をスターリング

(Sterling)シルバーと言いますが、ユーロ拒否の彼の国の

通貨 スターリング ポンドですね。