鍵盤楽器の今昔 3
そしてピアノ、ピアノフォルテ(Piano Forte)などとも言われています。
ハープシコードが出来て100年余り後、1700年ごろから生産
されていたと言われます。
ハープシコードでの不満は音量の調節ができにくい、大きな音量が
出せない。
またこの時代から、特に英、仏、オーストリアなど植民地や貿易、
投資、金融などで富を蓄えた層が、オペラだ、オーケストラ
など愛好し、大きな劇場での演奏が始まる時代に入ります。
構造的にハープシコードをベースにして、ハンマー、トリルの発弦
構造を改良し、音量を大きく、鍵盤を打つ強弱で音量、音感の
調整をできるように改良されて行きます。
又、ハープシーコードやオルガンが音色で画一的なことに対し
これはバイオリンを始めとする弦楽器や管弦、笛などの楽器と同じく
舞台での、ストーリーに合わせ、BGM的に、風、嵐、小鳥のさえずり、
果てはナポレオンの登場で、軍隊の整列や隊列の音など、単に演奏をするだけ
でなく、様々な自然な音を再現しようとする場合にも非常に役立ったと
されます。
これは単に演奏、伴奏だけではなく商業的に様々な音を駆使して
臨場感を与える手段としての楽器だったわけです。
オペラ(大衆オペラをミュージカルと例えれば)など総合(トータル)
音情と言うわけです