なぜ、治安維持法を持ちだして、秘密保護法と比較するのか 3?

翻って、日本。近衛内閣。この人はどうも旧名門公家出身で上から目線の

似非人道主義者+周辺に近づいてくる様々な魑魅魍魎(ちみもうりょう)

の金ずるにみえますが、彼の2度に渡る内閣の時代に国粋主義、全体主義

の決定がなされています。

民主党の大パトロンで同党初代総理や急に反原発で都知事選に来た元総理

に臭いが似ているのですが

この治安維持法もそうですが、一見、対反共産主義の法律に見えますが

表裏一体、共産独裁か日本の政府独裁かの違いとなります。

彼の内閣の時にも大政翼賛会の成立。全ての政党を一党にまとめ、

結局、大政翼賛会に加盟しないと選挙で当選できないように追い込んで

行きます。一党独裁ではないのでしょうか?

ある面、軍や警察にしてみたら、これらの法律は非常に動きやすい。

一々、国会で軍や警察に反対する議決がされたり、戦争以外の軍に

関する活動を規制する法案が通ったりするとやりづらくてしようがない。

端的に言うと、軍事予算の削減。

軍が、特に軍内部の官僚機構が考えるのは政界進出。大臣の擁立になります。

いくら皇軍、天皇直結で行政も議会からも何の干渉も受けないと言われても

金がなければ、兵器も作れず。兵隊に給与も払えない。

一番の理想は総理を軍人がやれば良いのですが、良くできていて、帝国憲法下

では閣議決定は全大臣の一致。反対者が出た場合内閣総辞職か、最悪天皇の

最終決裁を仰ぐ。

この近衛内閣時代の全体主義法案。徴兵も徐々に各年齢、所謂数合わせに

素人まで動員強化が可能になる。

まるで共産主義者の裏返しのようです。