戦前の英語教育は英国で戦後は米国 4?

一方、戦後アメリカが英語を普及させようとしたのは当初、植民地としてフィリピン

のようにしようとしたのでしょうが、とにかく大量の米軍関係者を送り込み政治や

行政も指令を出してる故、英語を解する人間が増えないことには困ってしまった

訳で英語教育を米国主導でやります。

当然、日系人の多い、カリフォルニア、ハワイの人間が教師となります。

又、米海軍の拠点はサン ディエゴ~ここもカリフォルニア

ここの発音を覚えさえるわけです。

これらの事を称して、戦前は英国、戦後は米国と単純に言うわけですが、実はもっと

奥深い。

例えば、交通や鉄道は英国をもしました。旧上野、東京駅はロンドンのビクトリア駅や

チャリングクロスなどをまねたと言われます。

自動車の左側通行。地下鉄もロンドンの地下鉄を参考にしている(当時、アメリカには

地下鉄などありません)

ところが、距離や重量単位は、日本の古来の尺だ度量均をフランス式の

メートル、グラムにしてます。

これも興味深く、一寸と1 インチはほぼ同じ。一尺と1フィートもほぼ同じ。

中東で制定され、エジプト、インド、欧州そしてシナ大陸に伝播されたので

もともと似通ったと言うか整合性がないとまずかったのでしょう。

1790年代フランスでこの各地の誤差、微量を解決しようとして長さ、重さの

統一を図ろうとする壮大な世界的事業を取り組みます。

10進法を基本にする。各地に2進法、4進法、6進法、12進法などバラバラでした

これをメートル、グラム制度にします。

おかしいのは、温度、これは華氏と摂氏ですが、華氏はドイツ人のファーレンハイトが

制定してものです。摂氏はスエーデン人のセルシウスが制定しています。

華氏が1720代。摂氏が1770代。

結局、1800年代後半で、メートル・グラム、摂氏が世界の多くの国で批准されます。